ALL TOGETHERに電撃参戦が決まった全日本プロレス宮原健斗選手。

棚橋弘至&丸藤正道&宮原健斗vsSANADA&タイチ&上村優也というカードは魅力的ですし、特にALL TOGETHERを真正面から批判したタイチ選手と宮原健斗選手の絡みは気になるところです。

タイチ選手は全日愛がある選手ですが、その全日愛はあくまでも自分が在籍した時から以前の全日であって、新日本プロレスに移籍してからは全日本プロレスの選手にかなりキツク当たる特徴もあるのでその点も楽しみです(それも愛と言えば愛なのかもしれないが)

「なんでこの団体が伸びないか。世間に響いてないことに気付け」なんて発言があったのも1年半ぐらい前のことですが、今明らかに勢いが出てきた全日本プロレスの象徴的存在の宮原健斗選手に対してタイチ選手の気持ちがどう変わるのか?なんて部分も気になりますね。

さて、昔そのタイチ選手にボコボコにされている全日本プロレス青柳優馬選手はALL TOGETHERに対しては否定派というか『鎖国派』とも言われる発言を過去にしています。

この青柳優馬選手が今回宮原健斗選手のAT参戦に対してのコメントがまた面白い。

「ATがスベったおかげで、全日本の勢いが増しているように見えてるんです。これって本当にただの運なんです」

「もともとの連盟のコンセプトは、コロナみたいな未曽有の事態でまとまるためなんですよね? そうじゃなくて興行をやるためなら、そこまで協力する必要はないと思うんですよ」

「最初に呼ばれていない時点で、必要とされていない。だからこそ大将(宮原)はいいようにダシに使われて終わるんじゃないかって心配しているんです。」

まずATがスベったというのは事実として動員が伸びなかったことがあるので事実ですし『興行をやるためなら』というところが一番痛烈なのかなと。

現状は誰が見たって『新日本プロレスとNOAHの交流(対抗ではなく)の場がALL TOGETHER』になってしまっていますし、オールスター戦やチャリティーお祭り興行というよりも新日本プロレスとNOAHのストーリーラインの停車駅がALL TOGETHERになっている点は多くのプロレスファンからも疑問の声が上がっているわけです。

ただ、これは青柳優馬選手の戦略的コメントだと思うんですよね。

全日本プロレスのトップである宮原健斗選手が追加されること、次世代のエースになるべき青柳優馬選手がそれを批判しALL TOGETHERに対しても鎖国派であるという立場を明確にしておくことで『関わらず関わる』という見せ方ができるわけですから。

そもそも『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』の時にあれだけ輝いた青柳優馬選手がALL TOGETHERをそこまで毛嫌いする必要性も本来ないでしょう。


まぁ、何にしても大前提は能登へ元気を。
昨日また大きな地震が能登であり、再度大きなダメージがあったばかりです。

出てくるだけで見る人を元気にしてくれる宮原健斗選手が参戦することで勇気をもらえるファンも沢山いるはずですので、まずはそれが一番大切なのではないでしょうか。


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