すぐタイトル戦だ!

NOAHを退団し予想外の全日本プロレスに登場した中嶋勝彦選手。
三冠戦で敗れた宮原健斗選手に花束で一撃食らわせてからは「今後どういう形で絡むのか?」と楽しみにしていましたが・・・何と全日本プロレス事務所に電撃訪問からの三冠戦が決定と一気に事態が動きました。

11月5日札幌大会、三冠王者青柳優馬vs挑戦者中嶋勝彦、電撃決定です。

「全日本プロレスを乗っ取りに来た」
「全日本プロレスをジャックしてこの俺、中嶋勝彦がプロレス界の地形ごと変えてやる」

中嶋勝彦選手という最強の外敵との戦いがいきなり決定してしまったことで、青柳優馬選手の王者時代の終わりまであと1週間もないのでは?という印象に・・・正直に本音で言うとそう思ってしまう状況になりました。

これで中嶋勝彦選手が負けて「負けたままじゃ終われない」と継続参戦もありえるかもしれませんが、どちらかと言えばジェイク・リーがNOAH参戦で一発でGHCを手にしたようなあの流れが起こるのではないか?という予感の方が強いですね。

しかし、中嶋勝彦選手はなぜ全日本プロレスを選んだのでしょうか?

ジェイク・リーの時が「海外に行くか新日本か?」からの「え?NOAH?」からの「一時的に参戦して海外か新日本だよね」からの「年間契約でした」みたいな感じでしたが、中嶋勝彦選手も今「海外に行くか新日本か?」からの「え?全日本プロレス?」からの「一時的に参戦して海外に行くか新日本だよね」ここまでは同じですけど・・・

ジェイク・リーと中嶋勝彦のトレードだったのかな?という声が出ているのも状況を考えると頷けますよね。

さて、この中嶋勝彦選手の全日本プロレス参戦で一番得をするのは誰だろう?と考えると、やっぱり宮原健斗選手なのではないかなぁと。

禁断の相手であり天敵が同じリングに立っているなんて最高ですし、一歩引いて色々な団体でアピールしてきて、特にオカダ・カズチカ選手と対峙した時の地鳴りのような歓声は「宮原健斗という選手は凄く見てみたい選手、だけど全日本プロレスという団体全体で考えるとどうなんだろう」と尻込みしているプロレスファンが多いことの確定的なシーンでした。

この価値のある宮原健斗を見るために会場や全日本プロレスTVで観戦をするプロレスファンを増やすための大きな一押しが中嶋勝彦の参戦ということになる可能性もありますからねぇ。

尻込みしているファンの背中を押すどころから蹴り飛ばしてくれるのが中嶋勝彦選手の役割だとすれば、これ大成功する可能性があるのではないでしょうか?


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