本田竜輝更生へ…永田裕志が動く!! “これは俺の使命” 【自由ヶ丘学園 レスリング部】
この動画の中で、今やヘラヘラ生意気キャラとして活動する本田竜輝選手を三冠王者の永田裕志選手が「偉そうにして、言葉使いが悪いところなどを直さないといけない」とマンツーマントレーニングをしています。
永田さんの前に圧倒されヘロヘロになる本田選手の姿が印象的ですが、これ・・・全日本プロレスファンの人なら覚えているのではないでしょうか?
2021最強タッグ開幕目前SP!! 岩本煌史&本田竜輝編、として公開された岩本煌史選手が本田竜輝選手のトレーニング指導をしたあの動画を。
↓読み込みに時間がかかる場合は https://www.youtube.com/watch?v=xMyHBDuK8hA こちらからアクセス。
この動画はまずダンベルフライから始まるのですが...
前提として「岩本煌史のトレーニングは凄いこと」や「岩本煌史の体の凄さ」などはあるにしても、本田選手が体のデカさの割に...おそらく岩本選手からすると「え?マジかこいつ?」と思うぐらいに本田選手ができなかったのでしょう。
これ、岩本煌史選手とはもう付き合いも長く飲み仲間である私の目から見ると、ダンベルフライ後に「めちゃ弱いな」と言ったあとにあの笑い方をする岩本煌史は呆れ7割+ちょいキレ気味だと思うのです(笑)
ただ「フライ(ダンベル)弱いな」と、この時点では「ダンベルフライが苦手な可能性も残す」フォローを入れているところが優しさ・・・というより岩本選手本人が「フライだけ弱い可能性を願っている」感じだったのでしょう。
そこから岩本"先生"の美しいダンベルフライが始まり、そして岩本先生の懸垂のシーン。
YouTubeコメ欄だけではなく、掲示板やらSNSなどでも当時言われていましたが惚れ惚れする懸垂と背中の筋肉が絶賛された岩本煌史選手。
そして補助無しでは1回もちゃんとできない懸垂をする本田選手。
その後も次々と岩本選手の素晴らしくかっこいいトレーニング→その10分の1もできない本田選手という構図のトレーニングになり、岩本選手が「全然あかんやん」「全然できてへんやん」を連発。
ただその合間に「これキツイやろ?」と笑顔でフォローを入れるものの、徐々に表情が曇るというか合間に合間に出る素の表情が「大丈夫なのかコイツ」というものに変化。
そして「ニコニコしてるやん」と、できてないのにヘラヘラが続く本田選手にキレ気味になってくる・・・というトレーニング動画だったわけです。
でもおそらく本田選手はあの表情が癖なんじゃないかなと。
なのでそれを直せないのでそれを活かす方を選んで今の本田選手のキャラとなり、そして今度はそのキャラで永田裕志選手とトレーニングをすることで、最後はヘラヘラせずに凛々しい顔になって終わった、という今回の動画は繋がっているなぁと思ったんですよ。
で、当時岩本選手に聞いた時に本田選手には期待をしているような口ぶりだったんです。
そして結果的にもDブロックの2位タイでしたし、あの時に岩本煌史から吸収したこともあれば、その後に自立して好き放題やって学んだこともあるでしょうし、加えて永田裕志から学ぶこともあるでしょう。
本田選手は雰囲気もありますし、勢いのある試合をするタイプ。
今の他団体交流が多い時に「ウケやすい」選手ですし「組まれやすい」タイプだと思います。
まだ23歳の本田竜輝選手、2年前に岩本煌史から「紫」の属性を少し与えられ、今は永田裕志から「青」の属性を与えられていくわけですから、こっからの活躍に期待したいですね。
ちなみに、2年前から「トレーナーとしての素質」を見せていた岩本煌史選手。
現在は武蔵小山のスパークルジムでパーソナルトレーナーとしても活躍しています。
※動画みたいなトレーニングをさせられて「全然あかんやん」とか言われるジムではないのでご安心を。
休業中だった岩本煌史選手ですが、5月にHEAT-UPで限定復帰し、そこで火がついて佐藤恵一自主興行で復活、先日は新潟プロレス参戦。
そして来月にはムーブオンプロレスリングにも参戦が決定。
なんでかわからないけど休業前より体がゴツくなり動きが早くなるという「休業とか言いながら修行していただけなんじゃないか」疑惑も残る岩本煌史選手ですが、これまで全日本プロレスでは戦えなかった選手や行ったことのない団体などで武者修行をしている感じですね。
そのうち名古屋のスポルでもまた試合をしてくれるのではないかと思いますし、もしかしたら全日本プロレスに上がることだってあるかもしれません。
ドラゲー、グレート、ノア、新日本プロレス、どこに上がっても岩本煌史のプロレスは通用するものですし、今後の活躍に期待しています。
個人的には一時期上がっていた新日本プロレス(LION’S GATE)に再度上がってほしいですね。
あの頃は5年ぐらい前?でしょうか、まだ岩本選手も若かったですが今や元世界ジュニア王者・元アジアタッグ王者というブランドも持っている選手ですからねぇ。
以前、矢野通選手のYouTube生配信の中で後藤洋央紀選手がやりたいレスラー(ALL TOGETHER AGAINで)を質問された時に、真っ先に出た上に唯一出した名前が岩本煌史でした。
「いや、新日と全日とノアの大会なのにフリーの岩本選手の話しかよ!」
という突っ込みも多々あったと思いますが、そんな状況で荒武者から出てくる名前が岩本煌史だったわけですし、YOSHI-HASHI選手も「いい選手ですよねー、出ないの(新日に)勿体ない」と発言したほど(YOSHI-HASHI選手とはシングル経験あり)。
後藤洋央紀選手とのシングル三重県対決は見てみたいものがありますし、後藤洋央紀・YOSHI-HASHIの毘沙門が三重・愛知の東海チームでもありますから、これまた三重県出身の岩本煌史とのトリオなんてのも見てみたいですねぇ。
他団体交流時代に突入する直前に休業してしまった岩本選手ですから、残念ながら他団体との戦いという大チャンスを逃したことも事実。
でも、逆に言うと「岩本が出てたらどうだったんだろうな?」という幻想を残しておけたという点は前向きに考えてのメリット。
その幻想の回収、これからしていってほしいなぁと思いますね。
本田選手と対角線に立つような試合も当然見てみたいですし。