相当な自信が?

オカダカズチカと清宮海斗の一連の流れについては「早えーよ」と書かせていただいたわけですが(騒動からカードが決まるまでの期間の話)今度はそれに対してオカダカズチカ選手が両団体の強行決定に対して「不出場」を宣言しました。

「せめて会社に聞いてほしかったなって。新日本の大会でやるんだったら別でしたけど、よその団体に行ってまで見せる試合じゃないと思うし。皆さん、期待してるかもしれないですけど、今回は本当にないって感じです。交渉はしっかりするべきだったんじゃないかなって。昨日の結果を踏まえて、ドームに(面白いカードが)欲しかったんでしょうね」  本当にボイコットとなれば、希代の名レスラー・武藤の引退興行に泥を塗ることになりかねない。それでも「武藤さんと戦うわけじゃないですからね。だったら、武藤さんと戦いたかったですよ。ボイコットじゃなくなると思います。中止になると思います」ときっぱり。「清宮がどうとかじゃなくて、新日本、ノア、どっちに対しても順序が違うのが嫌だっていうのが一番ですね」と一歩も譲らなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7351bacd7e07e1db1e359ba76e5ee9cd383de15d

清宮がどうとかではなく両団体に対しての怒りということですが、清宮に対してもNOを突きつけていたわけですから「全てに対してNO」という思いであると受け止めるべきでしょうか。

もちろん・・・カード発表をしてしまったので「結果的にこのカードは実現する」であろうとファンの大半が思っているはずです。私もそうですね。

ただ「東京ドームには行かない」「試合をボイコット」というのは丁度1ヶ月前に鷹木信悟選手が同じことを言って平然と上がってきたじゃないですか(笑)

これがあるので・・・かなりハードルが高いことをオカダカズチカ選手はしているなぁと思うんですね。

だって実際に試合をやることになれば「鷹木信悟パターンが流行りなの?」って話になりますし、もう「本当に中止になる」ことが試合以上に重要なことになってしまったわけですよ

これからの1ヶ月間で新日本プロレス、ノアがオカダカズチカ選手とファンの目に見える形で「上がる理由」までこぎつける見せ方も大変でしょうし、これが急に「ま、納得行く理由を伝えてもらったので」みたいな一言で出てくるのは少々しんどい。

加えて「顔面を蹴ったぐらいで試合ができるほど安くはない」とも発言しているので、清宮選手はファンとオカダ選手が納得する形での方向性で再度アクションを起こさないといけないですし・・・これも「はぁ?」って理由で試合が実現したらまたグダグダです。

ただ、これが偶然なのか意図的なのか見事なスケジュールが来月の大阪で組まれているわけですよ。

◆新日本プロレス
2023年2月11日 エディオンアリーナ
◆ノア
2023年2月12日 エディオンアリーナ

もうここしかないですもんね(笑)

ここでオカダカズチカと新日本プロレス、オカダカズチカとノア、オカダカズチカと清宮
それぞれがオカダカズチカを納得させつつファンも納得させるさせることが起こらないと・・・

でもファンからするとそもそもが、そもそもが・・・

納得のカード

だったはずですよ。

遺恨が生まれて決着をつけましょうと。
カード決定までが早すぎただけでね。

ただオカダカズチカ選手の東スポのインタビュー、そして今回のボイコット宣言によってカード発表後からの風呂敷が広がりすぎたというか・・・。

・実現するなら相当な理由がこれから必要
・何なら実現しないことの方が面白い

このとんでもない状況になっていることを、新日本プロレス・ノア・オカダカズチカ・清宮がどこまで考えているのかという不安は多くのファンが今持っているのではないでしょうか(笑)

考えてみるとオカダカズチカ選手が猪木さんを意識している上で逆に「いつ、なんどき、だれの挑戦でも、受ける・・・ほど自分は安くない」というスタンスを取り始めたわけじゃないですか。

これって猪木さんの「いつ、なんどき、だれの挑戦でも受ける」って凄くシンプルである意味では簡単じゃないですか?
めちゃくちゃ男らしい上に「挑戦を受けることで実現される言葉」なわけですよ。

でもオカダカズチカ選手のは「そこに意味・価値」がなければ戦わないよという立ち方なので、相手側が何をするのか?のハードルが上がるわけですよ、しかもとてつもなく。

それは「相手自身が実績をつけて価値を持っていないとオカダカズチカとの試合は買えないよ」ということでもあるのかもしれませんし「遺恨とかそんな安いものでは買えないよ」という意味で受け止めるような現状の言動があるわけですから・・・もうオカダカズチカ選手からすれば「ジェイ・オスプレイ・内藤哲也・鷹木信悟・ザック」ぐらいじゃないと挑戦されても受けないぐらいの感じにせざるをえないわけですよね。

極論「同格かちょい下、もしくはNJCかG1優勝者としか何もしない」ぐらいのスタンスを見せているわけですから、自分自身の活躍の場も狭めているようにも思えるわけです。

ここまでやった状態なのですから、オカダカズチカvs清宮海斗が実現するまでには新日本プロレス・ノア・清宮海斗が「オカダカズチカをリングに上がらせる方法として過去に類を見ない方向性の見せ方をする必要がある」わけですから・・・いや今後も今回も困るだけやん状態にしか現状では見えません。

なのでこの1発目というのは相当重要で、下手するとファンが冷めて終わってしまうだけの可能性もあるんですよね・・・

もちろん両団体と両選手に相当な自信がある何かを残している、と信じてはいるのですが。


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