横浜市保土ケ谷公会堂の試合後、大森北斗がとんでもないことを口走りました。
「おい、本田。俺はこんな変なオッサンに頭下げてでも変わろうと思ったんだ。変わらなきゃいけねぇんだ。俺たちが生まれ変わって全日本を変えなきゃいけないんだよ。俺とお前の戦いでみせなきゃいけないんだよ。そろそろ変なことやめてお前も真っ向からかかってこい」
大森北斗の言う「変なオッサン」とは鈴木みのるのことであり、その鈴木みのるは隣に立っている状況。
なんて恐ろしいことを言うんだと。
これはその場でボコボコにされる?と思いましたが、ここで鈴木みのるが予想外のリアクションを。
「おい小僧。グダグダ能書きはいいんだよ。何も変わっちゃいねぇんだよ。本当に命かけてリング上がってんのかよこのヤロー。チャラチャラチャラチャラやってんじゃねぇよ。チンタラチンタラやってんじゃねぇよ」
普通に説教するだけという意外にも怒髪天でブチ切れることはなく・・・更にそれに対して大森北斗
「俺はてめぇと組むといったけどなてめぇに殺されても俺はこのスタイル変えねぇ。このスタイルだけは変えねぇからな。覚えとけ」
過去、プロレス界に敵対関係以外で鈴木みのるにこんな物言いをした若いレスラーがいたでしょうか?
が、驚いたのはそこではなく、次の鈴木みのるの発言。
「若いって何だよ、キャリアが浅いってどういうことだかわかるか?もろさだ。そして愚かさだ。そして弱さだ。そしてもう一つ無謀さだ。今の俺が欲しいのはその全てだ。吸い尽くしてやる」
ん?
今の俺がほしいのはその全て、吸い付くしてやる?
プロレス界の王、鈴木みのる。
ここ最近で王が欲しがったのはIWGPぐらいでしょう。
それが、今の鈴木みのるが欲しいものは「大森北斗のような若者の愚かさであり弱さであり、無謀さ」ということなのでしょうか。
プロレスに年齢は関係ない、と鈴木みのる選手は言います。
ただ、それでもキャリアを重ねて大ベテランの域まで来てしまった今、たしかに鈴木みのるに「若者特有のもの」はないはずです。
愚かさも、弱さも、無謀さも、全て吸収することで更に強くなる鈴木みのるのための生贄が大森北斗ということなのでしょうか・・・?
それでいえば新日本プロレスで成田を連れて行った理由も同じ?
何を企んでいるのか、プロレス界の王・鈴木みのる。
目が離せないですね。