本日、アントニオ猪木さんが亡くなりました。
近年の体調の悪さは目に見てわかりましたが、それでも闘病を続けて最後まで戦い抜いた猪木さんのYouTubeで最後のメッセージがアップされています。
正直、涙で最後までまだ見れていません。
私は90年からプロレスを見始めました。
なので32年程となりますが、90年というともう闘魂三銃士も頭角を現して来ていますし、その上に長州さんや藤波さんがいるという構図。
アントニオ猪木という存在はリアルタイムのバリバリで目にしているわけではありませんが、愛知県体育館の大会に行くと必ずと言っていいほど猪木さんが出てきて1・2・3ダー!をやるんです。
小学生の頃から一緒に拳を突き上げて...本当に不思議なもので「闘魂セラピー」とでもいいましょうか、ビックリするぐらいスッキリするんですよ。
で、生で試合を見たのは猪木ファイナルカウントダウンが始まってからの愛知県体育館での藤原喜明戦でした。
※新日本プロレスワールドにあるので、ぜひ見てください。
私はまだ中学生でしたが「え?アントニオ猪木が試合をするとこんなに緊張感があるの?」「こんなに空気が変わるの?」って驚いたことを今でも覚えています。
そして最後は延髄斬りか卍固めか魔性のスリーパーか?とワクワクしていたら、何と最後は倒れている藤原喜明に対してジャンピングマウントパンチですよ(笑)
これって、特に現代の「極め技固定プロレス」から考えたらあり得ないですよね。
アントニオ猪木のファイナルカウントダウンの中の1試合ですよ?
そこでそういう斜め上の結末を見せてくるのは本当に凄いと思います。
その後は、グレート・ムタVS小川直也戦でレフェリーになったアントニオ猪木に対してグレート・ムタが毒霧噴射したナゴヤドーム大会も生観戦しましたし・・・何より、私の実家が経営するスナックに猪木さん来てくださったことがあるんですよ(笑)
だから「猪木世代のファン」じゃないですけど、やっぱり神様ですよ。
勝手に対戦カード変えたり、中邑真輔を殴り飛ばしたり、猪木問答・踊る猪木御殿とか、人生のホームレスだの何だのって「プロレスラーってめちゃくちゃだよな」っていう魅力を日本中に伝えてくれました。
アリ戦とかね、そういう伝説も沢山ありますし・・・結局、アントニオ猪木以上のレスラーってまだ出てきていないでしょう。
TV出演をそんなにしていなかったのに、プロレスを知らない若い子ですら「アントニオ猪木」は知っていますからね。
今はもう過去との戦いはしていないのがレスラーの本音だと思います。
特に新日本プロレスはIWGPの名前を変える以前からしても、そうだったと思います。
ただ、過去と戦っていた中邑真輔だったり、オカダ・カズチカなんてのはまだしぶとく過去との戦いをしていたと思うんです。
オカダ・カズチカのアントニオ猪木へのこだわりがここ数年かなり高まっていましたが、もう少し早ければ・・・って思ってしまいますね。
すみません、走り書きのように思ったことを次から次に書いているのでまとまりがありませんが、何が言いたいかと言うと「アントニオ猪木って俺らの世代から見ても凄かったんだぜ」ということと「めちゃくちゃ興奮させてもらったり、元気をもらいました、ありがとうございました」ですね。
それにしても新日本プロレス50周年で亡くなるなんてねぇ...
新日本プロレスは追悼大会をやってくれると思いますが、これ新日本プロレスだけじゃなくてね、オールスター戦になるといいんじゃないかな?
プロレス界を盛り上げまくってきたアントニオ猪木の追悼試合で、プロレスがもう1回爆発するような大会を。
アントニオ猪木の名前を使いまくる、アントニオ猪木というブランドを最後に擦り切れるまで使う。
「ふふふ、俺の名前で稼げばいいじゃねーか。バカヤロー!」
とか言ってくれるでしょ。
それでは1・2・3、ダーーーー!!!
ありがとーーー!!