宮原健斗が三冠を防衛→石川修司と対戦へ

全日本プロレス後楽園ホール大会。
メインは宮原健斗とアブドーラ小林の三冠戦でした。
三冠戦にしては短い16分の試合でしたが、ここまでリング内外で作り上げてきたこの二人の戦いは濃密に感じました。

結局のところ、期待を超えてくるのが宮原健斗選手の凄いところで...そういう存在がまだ他にいない点ということも含めて感じる試合でもありました。

期待通りに大暴れしてスカッとさせてくれる諏訪魔選手と期待を超えて満足させてくれる宮原健斗選手の二人しか現状で看板になりずらいという中で、期待通りに大暴れをした上で期待を超える試合を生むという両立ができる石川選手が挑戦に名乗り出ました。

石川選手はどんどんグッドシェイプしてスピードも増していますし、今のこの二人の試合は過去の焼き直しではなく新しい試合になる期待感がありますし、全日本プロレスらしい絵が見れることも嬉しいです。

タッグ戦線は諏訪魔・芦野組が防衛。
もう盤石感も出てきているこのチームですが、対抗するタッグ屋がいないのがこれまた辛いところ。

試合後には本田選手が王者チームを襲撃し、芦野選手とシングル戦という流れになりそうです。


一気に化けたと言われる本田選手ですが、まだ付け焼き刃感があることも事実。
いや、というよりこれぐらいで化けたと言われてはいけないですし、まだここから大幅な伸びしろがあるはずです。

トップどころとのシングル戦を経験して全日本プロレスの顔となるレスラーまで駆け上がってほしいですね。

世界ジュニアはSUGI選手から佐藤光留選手へと移動しましたが、佐藤光留の背中を押すあの人の力が最後にファイヤーバードをキャッチして極める力になったのではないでしょうか。

今の全日本プロレスは特にジュニアが窮地に立たされています。
岩本煌史がいない、そしてフランシスコアキラも徐々に新日と接近・・・
岩本中心時代に参戦していた横須賀ススム・日高・CIMA、そして全日本プロレスでの参戦が期待されていたストロングハーツはまさかの新日参戦。

佐藤光留選手が世界ジュニアを盛り上げたくても相手がいない。
大森北斗選手の急成長や田村男児選手の存在が鍵になってくると思われますが、現状で世界ジュニアの価値を上げつつジュニア戦線を盛り上げるなんてことはどんなレスラーにも相当難しい。

もうこれなら佐藤光留選手が独自路線でベルトの色を変えるぐらいの道具として使ってくれたほうが・・・とまで思います。

 

ところで、この大会を楽しんで視聴した私ですが1つ気になるのは「全日本プロレスに来てからいつまで新日時代の話をするんだよ」というあの選手について。

もうよくないですか?全日本プロレスで自分のポジションも作り、挑戦もしてきているのですから・・・


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