オカダが鷹木信悟を撃破!IWGPの歴史を浄化・供養して新時代へ

イッテンヨンが点から点への終着駅からイッテンゴやその先に繋がる通過点になったのはいつからだったか。

イッテンヨンを語りながらプロレスファン同士で盛り上がる間もなくやってくるイッテンゴに加えて、今年はすぐにNOAHとの対抗戦もあるわけですから今日のことを今日語るのは難しいですね・・・

だって今日感動したことがこの数日でなかったことにもなり得るわけですから(笑)

ただ、今率直に言えることとしては柴田勝頼の復活とその相手の成田の試合、これがキャッチルールではなく柴田の突然のマイクによりプロレスルールとなったときに全身に出た鳥肌と目から溢れた涙にプロレスラーの持つエネルギーをこれほどかと感じさせられたこと、これが1つ。

そしてメイン。

試合の凄さもさることながら、オカダが四代目IWGPに一礼をし「お客様からの拍手で送る」という歴史への感謝、ある意味では供養とも言える形にしてから世界ヘビー級王座を巻いたことにより、ベルトの統合からの別ベルトと変化したあの論争、納得できないままのファンもいるこの新日本プロレスの抱える重要な問題案件を『見事に解消』したことは単純に凄いと思いました。

Twitterに書きましたが「良い意味でずるい」と、四代目を持ち出した矛盾や疑問もベルト統合問題も全て一人で解決してしまったのだから役者が違う、千両いや万両役者ですよ。

ここまで王者として頑張ってきた鷹木信悟には辛い結末です。
王者として挑んだ戦いで4代目IWGPを持つG1王者に負け、そして明日は偽物の世界ヘビー級王座を持つオスプレイと「世界ヘビー級王座を本当の意味でIWGPにしたオカダ」が戦うのですから、とんだピエロ状態です。

しかしこの悔しさはぜひNOAHとの対抗戦で爆発させてほしいですね。

さて、ベルト統合の張本人の飯伏幸太もこれでは立つ瀬がありません。
G1決勝でああいう形で負けている立場でもある上にオカダが飯伏幸太のケツを拭くような形で1つの物語を終焉させたのですから、ここから飯伏幸太がIWGP路線に戻るのはそう簡単なことではないでしょう。

そして飯伏幸太と実は心の距離が近いICを自ら封印したという事実。

個人的に飯伏幸太の復活への道は相当な茨の道になると思います。

さて、そんなイッテンヨンの感想ですが・・・これ、明日オスプレイが勝利するとややこしいことになります。

結局、IWGP世界ヘビー級王座を背負ってきた鷹木信悟よりも、全てをクリアさせたオカダよりも、ずっと海外で活動して偽のベルトを作ったオスプレイが上となればまたわけがわからないことになります。

その場合、どのベルトを正式なベルトとするのかもわかりません。

偽物を採用するならこれまでの鷹木信悟・オカダは全否定されますし、本物を採用するなら「じゃあオスプレイ、偽物だったんじゃないか」となるわけですから(笑)

しかもオスプレイ勝利の場合にはNOAHとの対抗戦にIWGP王者を出さないということになるわけですから、少々新日本プロレスのやり方が姑息にも見えてしまうわけですよね。

もちろん内藤コブで内藤勝利からのオスプレイ勝利からの内藤とオスプレイという展開も見たいのが本音ですが、一度綺麗にIWGPを整備するにはオカダに頑張ってもらいたいなと個人的には思いますね。


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