もはや全日あるあるネタと言ってもいいのではないでしょうか。
リング内が充実してきて「あれ?全日も面白そうだな?」と、投げた石の波紋が少し遠くの岸に届いた頃に起こってしまうアクシデント。
残念なことに今年の全日本プロレスを象徴する活躍を見せた三冠王者ジェイク・リーが新木場大会にて負傷。
「血染めの年越し、血染めの年明け」というある意味ではアクシデントが魅せる要素になっていたのですが、その負傷が思ったより酷い症状だったようです。
鼻骨骨折、左眼窩内側壁骨折
これにて三冠を返上し欠場に入ってしまうことになりました。
50周年へ向けてジェイク・リーが輝きだし、ここに対して宮原健斗や青柳優馬、そして諏訪魔が噛み付いていく形でトップ争いをしていくことがベストだったと思いますが...何とも不運、50周年イヤーの開幕に三冠王者不在の形になる全日本プロレス。
アブドーラ小林はジェイク・リーが王者だぁら挑戦したということで男気溢れるコメントを出してくれましたが、その中に出てくる「全日本プロレスにとって大ピンチ」というワードはその通りでしょう。
「ジェイク・リーが三冠王座を返上したらしいな。つまり1・2三冠戦も流れるという事だな。俺はジェイク・リーの持つ三冠王座だったからこそ名乗りを上げた。だから今回はひとまず、あいつの復帰を待つよ。三冠戦が無くなるという事は、全日本プロレスにとって大ピンチじゃないのか?ファンを悲しませることはしたくない。だから俺は伊東竜二と関本大介を連れて全日本プロレスに上がる。これが俺からのお年玉だ!」
現状で宮原健斗・青柳優馬、そして諏訪魔・芦野はタッグ戦線を盛り上げています。
ですがこれで負けた方が三冠戦線へ行くのでしょうが、、、いや、人手不足感が半端ない。
本来であればチャンピオン・カーニバルの優勝者に三冠が与えられるとするのがベストなのでしょうが、動員を増やしていきたい全日本プロレスからするとそれまで三冠王不在で三冠戦を無しで行くのは難しいかもしれません。
また、不運という部分で言えばジェイク・リーの顔面にラリアットを叩き込んで負傷させてしまった(あのシーンしかないと思う)本田がTOTAL ECLIPSE入りしたが、ボスのジェイク・リーを欠場させて加入という流れもこれまた微妙な空気になってしまいます。
年末に岩本・野村・ゼウスが退団しただけでも痛手すぎるのに、まさかジェイク・リーまで欠場になるとは・・・というか「元・陣が2022年のスタートで全員いない」なんて誰が想像したでしょうか(汗)
加えて宮原健斗のSASUKE出演が全カットという目にも合い(苦笑)
私はね、宮原選手を見るのが楽しみでTVの前に座っていたのに全カットですよ、あの時間を返してほしい(笑)
全日公式も告知していましたけど、TBSはカットならカットと全日に伝えてやれないものなのでしょうか?
さて、50周年へ向けてもう「リング上の素晴らしさ」だけではにっちもさっちもいかなくなっている全日本プロレス。
2022年のスタートもNOAH・新日・そしてその交流戦という話題には勝てないと思いますが、社運をかけるぐらいの動きをしていかないと・・・
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