血染めのジェイクが2021年の全日本を締め|本田竜輝がTOTAL ECLIPSE入り?

12月26日、全日本プロレスの2021年を締めくくる大会は昼と夜の二部大会となりました。

昼の部「2021 Jr. TAG BATTLE OF GLORY TOURNAMENT」は佐藤光留・田村男児vs大森北斗・児玉裕輔の28分の激闘の末、北斗が無想一閃で田村から勝利をして優勝。
ワンナイトトーナメントにつき両チームとも3試合目、トータルで言えば50分ほどを短時間で戦っている上に今年のJr. TAG BATTLE OF GLORYはどの試合も好勝負が多くトーナメントにありがちな1試合目は楽な試合で決まるということもなかったので疲弊していた両チームだったとは思いますが限界から絞り出した気合いを感じる名勝負でした。

田村と北斗の若い二人の争いはこれからも続いていくでしょうし、佐藤光留と児玉裕輔が世界ジュニアを争う未来も見てみたいなと思いました。

また、ジュニアの絶対王者的存在の岩本煌史が休業・退団したことで空いた席を若い選手が意識しているなと、気合いが凄いなとも感じた大会でした。
田村・北斗が目立ちましたが、青柳亮生に関しては岩本煌史の一応の最後の相手でもありますし岩本煌史からタッグとは言え勝利を手にしたこともあるわけですからやはり亮生も2022年は飛躍の年を目指してほしいですね。

さて、夜の部は・・・佐藤光留が登場(この日、4試合目)した瞬間に「鉄人やな」と私の口から自然と言葉が出たわけですが、やはり印象に残ったのはメインのジェイク・リーと本田竜輝のシングル戦。

本田竜輝もまたこれから上を目指していかないといけない立場ですし、それが年の瀬に三冠王者のジェイク・リーとシングルをするという重さと意味は非常に大きかったはずです。

試合は大善戦だったと思いますし、アクシデント的にジェイク・リーが流血してしまったというのも年明けのアブ小林との三冠戦を控えていることを考えれば何かジェイクも映えたというか「血みどろの最終戦」からの「血だらけの2022年開幕」となるドラマも生まれた付加要素もあって今年の全日を締める良い試合だったとは思いました。

ただ・・・ここで本田竜輝がまさかのTOTAL ECLIPSE入りを志願しジェイクも容認、これはどうなんだろうか。

本田竜輝はつい先日まで岩本煌史と組んでいました。
タッグを志願して組んで最強タッグで進化したことは明らかです。

もちろんこのタイミングで岩本煌史が退団したというのは本田竜輝の可哀想なところでもありますが、退団前に岩本がプロレスを教えた最後の選手が本田とも言えます。

その本田が岩本煌史を裏切ってTOTAL ECLIPSEを作ったジェイク・リーにもう頼るというのは賛否両論あることでしょう。

振り切ってヒールになる本田竜輝なら見てみたいですが、今のキャラのままだとTOTAL ECLIPSEでは埋もれる可能性が高いですからね...

もちろん楽しみ、ではありますが「不安」も感じつつ来年を「期待」していますが。

そういえば後楽園ホール60周年で新日と全日での交流がありそうだという話ですし、全日からすればその日に新日のファンをどこまで全日の入り口から1歩踏み込ませるかどうかで全日50周年の成功にも繋がるでしょう。

できれば若手vs若手を組んでほしいと思いますが、そのときには本田竜輝が特攻隊長になっているぐらいまで気合いを入れてほしいですね。


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