全日本プロレス、50周年へ向かう新章。
大田区大会のメインまでも豪華なカードが多く、その中でもやはり世界ジュニア戦でイザナギの戴冠や諏訪魔芦野と石川佐藤のド迫力な世界タッグ戦なども印象的でしたが...やはり大会全てが終わってから一番印象に残っているのはメインのジェイク・リーvs宮原健斗の三冠ヘビー級選手権試合でした。

全日の三冠ヘビー級王座戦と言えばずっと激しく重い戦いの歴史でしたが、ジェイクと宮原健斗の試合はまたそれは違ったというか...近代プロレスのスピーディーさを持ちつつ激しさもあり、間の重さもあり、60分の中に様々なドラマがありと新しい全日本プロレスの形が見えたように感じました。

引き分け防衛を嫌う人もいますがこれからの全日本プロレスとジェイク・宮原の新章でありこれからのライバルストーリーの新しいスタートとなった60分の名勝負だったと思います。

お互いの必殺技もカウント2.9で返す姿、そして今後どちらもあと1歩を埋めるための「次の何か」を課題にしたという点でも楽しさが増したことも事実ですからね。

仮にこの二人がそれぞれシャットダウンとD4Cの次の技としてスピーディーな攻防ができる美味しい技を引っさげて来た時には全日本プロレスの加速度が更に上るのではないでしょうか。

まぁ何にしても...50周年大会もこの二人でいいんじゃない?というかこの二人で見たいですね、フルタイムドローの続きが。

 

そうそう、この二人の試合で良いのは無駄な介入などがないことですね。
和田レフェリーが巻き込まれたときは嫌な予感がしましたが、介入という形ではなくヒールだろうがなんだろうがセコンドで仲間が応援している光景というのはプロレスの醍醐味だと思うんですよ。

それをTOTAL ECLIPSEは見せてくれますし胸が熱くなるじゃないですか。

あくまで主役はリングで戦う二人であるという大原則を見せての60分間を見せてくれたこの戦いは他プロレス団体への宣戦布告にも感じましたよ。


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