NEVER6人タッグの前哨戦という位置付けではあるのですが、何かG1の公式戦を見ているかのようだった天山広吉vsYOSHI-HASHI、小島聡vs後藤洋央紀、永田裕志vs石井智宏のシングルマッチ。

どの試合もメイン級の内容でしたし、これが新日本プロレスだよなと思うような戦いを見せてくれました。
ド派手で人間離れした動きをするのもプロレスの魅力ですが、肉体と肉体が重厚にぶつかり合う戦いというのもやはりプロレスの醍醐味。

元IWGP王者の3人が「挑戦者」となる今回のNEVER6人タッグ戦ですが、前哨戦に関しては少し時代が違えばIWGP王者に挑戦するのがYOSHI-HASHI・後藤洋央紀・石井智宏という形にも見えたこの試合の意味は大きいのではないでしょうか。

そしてこんな素晴らしいシングルマッチが「前哨戦」であること、それが今のNEVER6人の価値の高さでありそれを作ってきた王者組も素晴らしいです。

前哨戦では小島聡が第3世代の中で唯一の勝者となりましたが、この剛腕は衰えるどころか獲った首の数だけ強くなっているように思えます。

当然後藤洋央紀は小島聡から直接勝利して防衛をしたいところでしょう。
ただ永田裕志と天山広吉はそれぞれYOSHI-HASHI・石井を倒してNEVERを勝ち取りたいと思うはずです。

正直、今年の新日タイトル戦線で個人的に一番面白いと思っているのがNEVER6人戦。

明日はまたその思いが強くなるんだろうなぁ。


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