全日本プロレス6月9日の後楽園ホール大会、メインは世界タッグ王者宮原・青柳vs挑戦者石川・佐藤。
一昔前の日本のプロレスにおけるタッグマッチの華と言える構図は日本人が大きな外人に挑んでいく姿でしたが、今回は石川・佐藤が外人並にでかいことから何かあの時代のタッグの美しさが蘇るような試合だったと感じました。

兎にも角にもデカく、怖く、強烈な技を持つ挑戦者チームに対してスピードとタフさで挑んで行くような王者チーム。

王者チームが挑んでいるように見えるということはまだまだこの宮原・青柳のタッグチームは王者としてやれることが多いということでしょうし、ファンもまだまだ見ていたいチームだと思ったのではないでしょうか?

試合は終盤に石川の投げっぱなしドラゴン・ランニングニー・ファイアーサンダー・スプラッシュマウンテンを耐えきった青柳がジャイアントスラムを切り替えしてのエンドゲームで勝利。

勝因は青柳のタフさ、そして途中の死んだふりに見られるような飄々とした...というか良い意味で舐めている、人を舐めているゾンビのようなところでしょうか(笑)
ゾンビと言えば人を噛むのですが、青柳ゾンビは人を舐めて弱らせていくという感じなのか・・・

試合後にはゾンビのように倒れながらもニヤニヤし、マイクでは野次を飛ばした客に「しゃべるな、マスクしろ、ルールを守れ」と一喝するなど(全日って最近必ずマスクしてない人がいるの?同一人物なら出禁にしましょう)青柳劇場を見せつけました。

こういう形で宮原を食いつつ結果を残していくポジションというのは青柳優馬ならではですし、またファン的には心のどこかで「いつかまた裏切りのジャーマン」があるのではないか?とハラハラもしますし、言ってもまだ25歳の若者ですから末恐ろしい存在であることは間違いないでしょう。

勝ち名乗りを上げる宮原・青柳に挑戦表明したのはTOTAL ECLIPSEの羆嵐と土肥。

祝福からの奇襲攻撃で大田区総合体育館での挑戦を確定的にしましたが、、、ヘラヘラしている挑戦者も内心では背水の陣というところでしょう。
土肥はチャンピオンカーニバルで勝ち点2ですし、羆嵐は芦野と全日へ殴り込んだ当初は結果を残しましたが今は小康状態。

ここでベルトを取って結果を残したいでしょうし、TOTAL ECLIPSEの目指すところはジェイクの三冠・羆嵐と土肥の世界タッグ、そしてTAJIRI・北斗・児玉での全日本プロレスTV認定6人タッグで全員が王者となり『三冠統一の地から 50周年への"飛翔"』をまさにTOTAL ECLIPSEのモノにしたいと考えているでしょう。

岩本煌史が"世界の”CIMAから世界ジュニアを奪取、初防衛戦はフランシスコアキラで確定的

前回、名古屋大会でCIMAから世界ジュニアを奪われた岩本煌史。
試合前の修羅場論争や試合後の「プロレスが嫌いになりそう」という岩本煌史の弱音に賛否両論があったあの日からの再戦。

CIMAが逆指名する形での挑戦が決まった岩本煌史でしたが、本人からすれば「世界ジュニアを奪われてから、ジェイクに裏切られ陣JINも無くなり、特にこの期間で何か残したわけでもないのに挑戦する」という立場に戸惑いもあったかもしれません。

ただ、Jr. BATTLE OF GLORYの出場を辞退して保険をかけずにまさに「孤高」の状態でこの舞台に立った岩本煌史からは珍しく挑戦者のオーラが漂っていました。

というのも、31歳という若さですがこの試合までにJr. BATTLE OF GLORYの優勝2回+準優勝1回+世界ジュニア3回戴冠をしているだけに、無冠の時でも対ジュニアの試合では常に王者の風格が出ている岩本なので「挑戦者なのに挑戦者っぽくない」という空気を見ている側が頭の中に作ってしまうわけです。

また本人からしてもライバル不在の状態が長く続いているだけに世界ジュニアへの強い思いがどこまであるのか?と邪推してしまうところですが、今回に関しては対CIMAという存在に向けての挑戦者としての戦いに挑んでいたからこそいつもと違う岩本煌史の空気感がそこにあったのかもしれません。

CIMAも前回との違いを感じたのか、試合序盤から強烈なメテオラをエグく決めるなど岩本がノッてくる前に潰そうという強烈な攻撃を仕掛けてきましたが、岩本もリング内外でのネックスクリューや個人的に好きな肩固めなど緩急ある攻撃で対抗していきました。

中盤以降は足し算と言える攻撃のバリエーションの数々で岩本の首を狙うCIMAに対して、タイトル戦でも使える技をあれもこれも使うのではなく10ある引き出しの中からその時に重要な3つ4つを選択していく引き算の岩本という構図の戦い、価値観の戦いのようなものが続いていきました。

そして終盤、孤高の芸術を決めた岩本でしたがダメージが大きくフォールにいけない。

これを逃すまいと丸め込んできたCIMAをカウント2で返すとカウンターでの孤高の芸術を決めたが...何とCIMAはカウント2で返す。

ただ、ここで岩本煌史が抜いてきたのが昔々に使っていたシットダウン式のラストライドという意外な武器。

咄嗟に思いついた「閃き」という言葉がプロレスではよく使われますが、これに関しては閃きではなく「CIMAという相手なら孤高の芸術を返すかも知れない」というリスペクトの思いと「CIMAという修羅場を超えるための準備」だったのではないかと思います。

孤高の芸術2発からこの高低差ある強烈な技を食らったCIMAは流石に返すことができず、岩本煌史が歴代2位タイとなる4回目の世界ジュニアを手にした・・・というより、CIMAと1勝1敗という結果を手にしたということの方が大きいのではないでしょうか。

とは言え、試合後にはCIMAから直々にベルトを巻かれた岩本。
ここからはまた追われる立場となるわけです。

この直後にはリンダマンとのやり取りもありましたし、もちろんJr. BATTLE OF GLORYを優勝して明らかに進化(というかもう顔付きが変わった)フランシスコアキラが挑戦表明に訪れました。

フランシスコアキラとしては優勝したから挑戦したというだけではなく「岩本がエントリーしていないから優勝できた」と思われないためにも、ここで岩本を倒して世界ジュニアを手にして一気にジュニアの主役になることが目標でしょう。

全日ドリームを手にしたように見えるアキラですが、まだまだ夢の向こう側の夢は大田区総合体育館に存在していますからね。

恐らく大田区総合体育館で実現するであろうこの二人の試合ですが、アキラ21歳と岩本煌史31歳という若い二人が三冠統一の地から50周年への"飛翔"を全日ジュニアにもたらしてくれる素晴らしい試合が行われることは間違いないでしょう。

Jr. BATTLE OF GLORYを優勝し、一気に進化したフランシスコアキラ

そしてCIMAという修羅場を越えた岩本煌史

因縁や抗争という言葉が含まれないようなタイトル戦が三冠戦を食う可能性も十分にあるでしょう。

三冠戦へ向けて、ジェイク・リーが諏訪魔をバックドロップ葬

大田区総合体育館の三冠戦、諏訪魔vsジェイク・リーという楽しみなカードを前にした前哨戦。
6人タッグで戦った諏訪魔とジェイク・リーですが、狂気と冷静さを兼ね備えたジェイクが何と諏訪魔をバックドロップでリングに沈めました。

三冠統一の地へ向けての前哨戦でバックドロップで試合を決めるというのは中々面白いメッセージ性がありそうです。

まず三冠と言えばジャンボ鶴田さん、そしてバックドロップ。
諏訪魔といえばやはりバックドロップは代名詞の1つ。
更にはジェイク・リーはTOTAL ECLIPSE前まではバックドロップが必殺技でした。

としてTOTAL ECLIPSE後はD4Cが必殺技ですが、やはりまだTOTAL ECLIPSEでのジェイクという存在とD4Cを認知させるためにここでもD4Cを決めるという選択肢もあったことでしょう。

そんな中でバックドロップを選んだというのは三冠統一の地へ向けての思いや諏訪魔への揺さぶりがあったのかもしれませんし、映像からもファンのどよめきが聞こえてきましたからファンに対しても何か思わせる力があったバックドロップということになります。

この冷静さ、そしてケラケラ笑う狂気。

数ヶ月前はジェイク・リーを見ると「イケメンだな~」というのが最初に頭に浮かびましたが、最近は「怖いな」と思うようになったきたのもTOTAL ECLIPSEでのジェイク・リーの良さなのでしょう。

試合後は諏訪魔に対して「バックドロップはお前だけのものじゃないぞ」と挑発しましたが、何かこう・・・ジャンボ鶴田さんに対しても言っているような気がするんですよね。

この試合で三冠戦がより面白くなってきたなと思いました!

斉藤 ジュン 斉藤 レイのデビュー戦

一言で言うと「でけぇな!」でした。
元力士・双子・デカイというキャラが揃いすぎているだけに、試合は期待外れて終わったりするのかなと思いましたが兎にも角にもデカくて迫力があって全日本プロレスらしい選手で期待大!ですね。

また何が良かったって、ツープラトンの喉輪落としが未遂に終わっているところですよ。

190センチ超えの双子の元力士レスラーのツープラトンの喉輪落としなんて絶対見てみたいじゃないですか?

それが未遂で終わっている→見れる日を楽しみに、という部分で心を掴まれましたよ私は。

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