正直グダグダだった年明けからの新日本プロレス。
それが大阪決戦で一応の区切りがつきつつも「飯伏幸太は2本のベルトを残しつつ1本にする」という謎コメントを出し、更にはデスペラードが二冠挑戦をし飯伏幸太も了承した形で旗揚げ大会→ニュージャパンカップとワクワク感が増してきていましたが・・・驚く報道が出てきました。

菅林直樹会長(56)は2冠王者・飯伏の希望通り2本のベルトを統一する方針を本紙に明かした。両王座の歴史を継承した新ベルト、その名も「IWGP世界ヘビー級王座」が新設される。

1月5日東京ドーム大会後から飯伏が要望する統一案がついに進展を見せた。大会後に本紙の取材に応じた菅林会長は「会社サイドで協議した結果、現王者の意思を尊重して両王座を統一することを決定しました。IWGPヘビー級とICの歴史を継承した『IWGP世界ヘビー級王座』を新たに制定し、ベルトを新調します」と明言した。

王座統一は、早ければ1日にも正式発表される見込み。菅林会長は「初代王者に飯伏選手を認定し『NEW JAPAN CUP』(3月5日、後楽園で開幕)の優勝者と初防衛戦を行うことになると思います」とも明かす。飯伏とデスペラードの武道館決戦は、例年の旗揚げ記念興行通りノンタイトルの「王者対決」として行う意向だという。

ごめんなさい

は?嘘でしょ?

としか言えない。

飯伏幸太の意思を尊重してって、尊重してるのでしょうかこれは?

飯伏幸太の言うわけのわからないコメントをファン側が脳内補正して「2本のベルトをそれぞれ○代目と残しつつベルトは統一」ということで納得しつつあった中で、新ベルトIWGP世界ヘビー級王者を設立して初代王者が飯伏幸太に決定・・・?

飯伏幸太が試合後に「内藤哲也に負けたインターコンチネンタルが消えてしまうところだった」とか言ってましたが、飯伏幸太自らがインターコンチネンタルを抹殺してるじゃないですか。

内藤哲也が「IWGPの名前が消える・・・」と言っていた方が事実になってしまいましたし、なんですかこれは?

内藤哲也の二冠を別々に防衛したいという意思は尊重されることがなかったのに、飯伏幸太の意思は尊重(しかも尊重したのかよくわからない結末)とはどういうことなのでしょうか。

デスペラード戦はノンタイトル戦扱いに・・・

更に驚きなのは、大阪メイン後の熱いデスペラードの挑戦表明と飯伏幸太の受け入れというサプライズには久々に新日ファンが盛り上がり今後のベルトの形や行方を楽しみにしていたのですが、たった半日後に『ノンタイトル戦』との報道。

おいおいおい・・・

流石にそれはないでしょう。

IWGP世界ヘビーの初防衛戦がジュニアのエル・デスペラードではダメという判断なのでしょうか?まだジュニア軽視ですか?

でもそれならあのメイン後の展開はどうなんですか。

飯伏幸太が防衛したことでベルト統一に向かうこと、内藤哲也ファンが多く会場が盛り下がることを防ぐためのデスペラードの一世一代のサプライズもどきだったということなのでしょうか。

ただでさえ今年の新日の動きはファンから疑問の声が多い中でこれは決定的なことなりかねないですよ。

オカダカズチカのIWGPに戻る宣言も、棚橋弘至のIWGPに追いつく宣言も虚しいものに

EVILを倒したオカダカズチカは「二冠戦がクソつまらない、俺がIWGPに戻る」と宣言。
棚橋弘至も「NEVERと一緒に上に昇っていく」とIWGPへの道を明確に言葉にしたこの大阪大会。

しかし、気がつけば早ければ本日「初代IWGP世界ヘビー」なるタイトルがIWGPとインターコンチネンタルを統一した形で誕生し、新日ファンや選手が目指していたIWGPは形を変えたものになります。

これが1本化されようが内部的に○代王者という付加価値もつくのかわかりませんが、どちらにしてもオカダカズチカと棚橋弘至が見ているIWGPは謎の新タイトルとなり、NJCで優勝して飯伏幸太を倒したところで「IWGP世界ヘビーの二代目王者」ということになってしまいます。

何がどうなってこうするしかなかったのか、、、


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