高橋ヒロムの負傷によりIWGPジュニアタッグをスクランブル発進で取りに行ったデスペラードと金丸が見事に王座奪還。
その試合後にBUSHIが乱入したことでデスペラード・ファンタズモ・BUSHIでのIWGPジュニア決定3WAY戦が実現しそうです。
大会前に高橋ヒロムが怪我について、また王座返上を宣言した上でBUSHIにファンタズモと戦ってくれと思いを託したことでBUSHIが行動を起こしての結末という流れになりましたが、不測の事態から思わぬ意外性のあるカードが生まれて盛り上がっているのは高橋ヒロムの怪我の功名とも言えるのでしょうか。
個人的にはBUSHIがワトに勝利したあとに「これですぐIWGP挑戦ではなく、俺はBOSJを優勝してから挑戦する」と言った「2021年のBOSJにかける思いとIWGPへの思い」をかなり期待していたので、高橋ヒロムの願いと言えども突っぱねた上でよりBUSHIの本気をBOSJに注ぎ込んでほしいと思って見ていたので・・・試合後に出てきた時には複雑な気持ちになったことも事実なのですが・・・
もちろんBUSHIからしても、ここでヒロムの願いを突っぱねてしまえば今年のBOSJの主役は一撃でBUSHIになることは百も承知でしたでしょう。
高橋ヒロムの欠場予定期間から逆算すればBOSJ優勝→IWGP戴冠→G1シーズンを経て秋→ヒロムの復帰時に自らが王者として向かえるという、いつも影の立役者であるBUSHIが今年はジュニアの中心になる最高の流れを作ることもできたはずです。
しかしBUSHIはヒロムの思いを重要視しました。
であれば、ここで取らないと・・・
ここで負けてしまって「やっぱりBOSJ優勝、そしてIWGPへ」とスタンスを戻してしまうと、BUSHIのファンであるほどワト戦後の言葉を信じていただけに落胆してしまうはずです。
コロナ禍ですが毒霧でもなんでも開放して意地でも戴冠することがBUSHIに求められる結果、となりそうですね。
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