内藤哲也がインターコンチネンタルの封印と中邑真輔の話題を口にした

中島佑斗がデビュー戦を52秒で負傷レフェリーストップになるという波乱から始まったRoad to CASTLE ATTACK。
大阪城への道がはじまった新日本プロレスですが、メインストーリーに絡んできた途端に一瞬でその言葉で多くのファンを引きつけてしまうのですから内藤哲也は恐ろしい。

まずインターコンチネンタルを選んだ理由に関しては「IWGPが頂点である。」こと「IWGPに憧れてこの世界に入った」ということ。
そして「そんなベルトに負けて1ヶ月で再挑戦はおかしい」という自分の中の筋を通すということを語り、IWGPへの敬意を払っていることを言葉にしました。

これ、状況的には当初二冠に反対だったオカダカズチカが「IWGPこそ頂点」とアピールした時に対角線にいた内藤哲也からするとある意味では矛盾にも感じるファンもいるでしょう。
ただ、それでも内藤哲也のこの主張というのは飯伏幸太の二冠統一という展望を支持するファンを遥かに超えるであろう内藤哲也支持者を増やす一撃となったはずです。

しかしこれだけではありません。

内藤哲也は「統一するならインターコンチネンタルはなくなるんだろ。だったら俺が無くしてやるよ」というプランをぶち上げました。

仮に、大阪城ホール大会で俺がインターコンチネンタル王座を獲った場合、2月28日から半年、8月28日までに防衛戦を行なわなければ、インターコンチネンタル王座は返上ということになる。つまり、そのとき、インターコンチネンタル王座の役が、終わるんじゃないですか? まあ、防衛戦に名乗りをあげる選手がいなかったらの話だけどね。でもきっと名乗りをあげる選手はいないよ。だって、みんな目指してるのはIWGPヘビー級王座だもん

「みんな目指しているのはIWGPヘビーだけ」という一言、この全選手が何も反論できなるなる言葉を入れることで全方位に牽制をかける辺りも内藤哲也ならでは。

このたった一言がファンに届くことで、内藤哲也がインターコンチネンタルを手にしたときに「俺が挑戦する!」と出てくる選手がちっぽけに見えてしまう魔法をかけました。

内藤哲也が中邑真輔の話題を口にした

ここからはリップ・サービス的ではあると思いますが、何と名指ししないまでも中邑真輔のことを話題に持ってきた内藤哲也。

実際、去年のことを思い出してよ!? 誰かいました!? 『インターコンチネンタル王座に俺は挑戦したいんだ』って選手、1人でもいた!? いなかったでしょ? まあ、強いてあげるとすれば、海の向こうに渡ってしまった“あの選手”ぐらいなんじゃないの!? インターコンチネンタル王座に思い入れのある選手はね

インターコンチネンタルに思い入れのある選手は海の向こうに渡ったあの選手ぐらい、、、当然これは中邑真輔のことです。

中邑真輔のWWE移籍に対してハッキリ批判したのは内藤哲也だけでしたが、ここへ来てこの発言は・・・想像も妄想も膨らみます。

前後の言葉をつなげれば「俺がインターコンチネンタルを手にしたときに挑戦する権利があるのは中邑真輔だけじゃね?」という意味にもなるわけですから。

もちろん現実的ではないですが、もう大半のことを成し遂げてしまった内藤哲也が今後できる大きな展望は東京ドームのメインでインターコンチネンタルをかけた中邑真輔戦を...なんてことも永遠のプロレス少年内藤哲也は考えているのかもしれませんね。


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