岩本煌史&ジェイク・リーがさらなる進化中?次は暴走大巨人との大一番だ!

全日本プロレスの長岡大会が配信されました。

メインはジェイク・リーと岩本煌史vs崔領二とヨシタツというカードでしたが、考えてみるとSweeperが解散したのは昨年の11月のこと。
あっという間の1年、いやコロナのせいで失われた時間が多すぎる1年でしたが...そんな中で成長することができるのかどうかということも重要な要素。

そんなことを考えながら試合を見ていたのですが、元アジアタッグ王者でありアジアタッグの路線にいたときのジェイクと岩本煌史は個々の強さもありつつタッグとしての連携も魅力でしたが、この試合に関してはタッグらしい戦い方がいつもより見えませんでした。

ただ、それがマイナス要素なのではなく...プラス要素に見えたのです。

世界ジュニア王者とは言え階級が下の岩本煌史がヘビー級に狙われるのは当然のこと。
それであれば「岩本煌史が狙われても耐える戦いをする」そして「ジェイクに繋いで勝負する」というのが最良の戦略なのではないか?

もちろんジュニアとヘビーの構図になっても岩本煌史はジュニア王者ですから負ける気など一切無いであろうことは間違いありません。

が、「サポート役」への比重を少し多めに持つことによってこの最強タッグを戦い抜いて行こうとしているのではないでしょうか。

Contents

暴走大巨人との試合に向けての可能性を見せた戦い方

前回のイザナギ・入江との試合は元々ゼウスが出場予定だったことがイザナギへ変更となりました。
なのでジェイク・岩本のこれまでの正攻法のタッグの戦い方をしていた印象ですが、もしゼウスが出場できていたら長岡での戦い方になったのではないか?

試合の中盤では岩本煌史が耐える。
その中でも圧倒的に勝るスピードで対抗しつつ、バックボーンにある柔道を武器に柔よく剛を制す的な形で相手がヘビー級であろうとここぞという時に投げ技でペースを掴む。


そしてジェイクが勝負に出る間は岩本煌史がサポートする。
こうすれば実質ヘビー級のトップ選手のジェイクと対戦相手がシングルの構図になるので、チームとしての階級差を無き事象にできる。

23日に対戦するのは現世界タッグ王者の諏訪魔・石川の暴走大巨人となりますが、そこへ向けての戦い方が見えた試合なのではないでしょうか。

もちろん崔領二・ヨシタツとは違って完全なるスーパーヘビー級の2人、しかも現在のタッグ王者が相手となることで勝てる可能性が高いとは言えませんし厳しい戦いになるとは思います。

ただ、岩本煌史はジュニア王者として三冠王者の諏訪魔に対して「負けられない」という気持ちが増すでしょうし、ジェイクからすればもう諏訪魔と石川はイーブンの力関係の相手というところまで進化しました。

今日の試合の結果次第ですが、首位争いともなる可能性のある中盤の天王山と言える試合は23日に全日本プロレスTVで放送されます。
お昼の試合となりますが祝日ですし、ステイホーム&ステイプロレスが楽しめそうですね。

コロナ時代のプロレス、そして応援の形

試合後、リング上でのマイクで岩本煌史はこんな状況なのにファンが詰めかけてくれたことへの感謝を口にしました。
ジェイクも色々な感情がごちゃまぜになる、それぐらいこんな時にファンが来てくれることへの嬉しさを口にしました。

日本ではコロナが激増しており、go to も新規が中止になるなどの状況になりました。
更には大規模イベントの規制というワードもまた聞こえてきていますが、そんな中でのプロレスとはどういうものであるべきなのか?
そんなことをこれからのプロレスを引っ張っていく世代の彼らは当然考えていることでしょう。

ジェイクは「声を出さなくても発散できる方法(応援の形)を岩本と研究してツイッターで発信する」と話してくれました。

そう...その部分、これがかなり重要になることは間違いありません。

手拍子と拍手だけでも最高のプロレスを成立させている団体は沢山あると思いますが、やはりプロレスはファンの応援があってこそのライブスポーツです。

また声援が出せないことによりブーイングが消滅したことによって、ヒールが明らかに不利にもなっています。

新規のファンの人が「あ、こういうことは悪いことなんだな」と気がつく効果もあるブーイングが消滅しているということ、これは意外とプロレス界にとって大きなことだと思いますからね。

ただ、応援の仕方の新しい形を考えるのは難しいことです。

タオルを回したりすれば汗からの飛沫に繋がるかもしれませんし、事前にファンに声援やコールを用意してもらってそれを流せばリアルになるとは思いますが・・・そのタイミングが団体側の担当者の演出として強く出すぎてしまうことでしょう。

・・・マスクしている状態ならある程度OKにしても良いと思うんですけどね、声援(笑)

その上で席順を斜めに作って前後の間隔を空けるとか。

プロレスだけではなくスポーツファンが声を出すのを我慢しているのに、各地では旅行だ宴会だ飲み会だとgo to したことでコロナが増えているのではないかということを考えると、スポーツへの救済措置をもっと考えてほしいですよね。

イザナギの頑張りにパープルヘイズの未来が見えた

ゼウスのためにもという気持ちが体から立ち上っていたイザナギ。
対戦カードとしてイザナギ・入江と諏訪魔・石川となればオッズ1.0倍の元返しで諏訪魔組というところですが、それでも「もしかして?」と思わせたのはイザナギの頑張りでした。

初戦よりも明らかにイザナギと入江のコンビネーションが良くなりましたし、アジア王者の片割れであるプライドを世界タッグ王者に十分見せたと思います。


最後は石川に2階建てのベランダから落とされるも同然の叩きつけられ方をしてリングに沈みましたが、イザナギがこの調子でジュニアの上位に位置するまでになればパープルヘイズというユニットの未来が明るくなるのではないか?と思いましたね。

外敵同士の戦いは大日本プロレスに軍配が上がった

アンファンテリブルの芦野と羆嵐、そして大日本プロレスの関本とアブドーラ小林。
全日本プロレスからすれば外敵となる2チームの戦いでしたが、世界タッグ王者と倒して勢いに乗る芦野・羆嵐を撃破した大日本プロレスチーム。


まだまだ先が長い最強タッグですが、最終戦の関本・アブドーラ小林vs暴走大巨人が事実上の優勝決定戦になる可能性もありますね・・・


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