二冠王内藤哲也に負けて昇る太陽、棚橋弘至

内藤哲也は今の棚橋弘至をどう感じたのでしょうか。
個人的に思うこととして、試合後に語った内藤哲也のコメントを見ると棚橋への期待とまた戦いたいという印象を受けました。

やはり内藤哲也にとって棚橋弘至は特別な存在なのでしょうし、破れたにしても試合後に棚橋弘至が笑顔を見せているように「手応え」を感じたのではないかと思うのです。

一時期の動きの悪さはどこへやら、スリングブレイド1つとっても高さやスピードが戻ってきていますし、出し惜しみせずに27分間の試合を二冠王相手にやってのけましたし、試合後にプロレスファンの友人などに聞いてみるとかなりの割合で「棚橋弘至の方が良かった」「タナが負けて強しだった」という声が届きました。

何かプロレスの固定概念として「勝たなければ復活はない」と思っていましたが、負けて昇る太陽もあるのか...と、そう思う試合でした。

また、初戦で内藤哲也に負けるというのは悪いスタートではないと思うのです。

このG1、Bブロックの選手からすれば「二冠王の内藤哲也に勝つ」ことはG1優勝出来なかった時の挑戦権利の保険として重要です。
ただ内藤哲也に負けてしまえば優勝するしかない。

棚橋弘至は初戦でその保険を手に入れることを失敗したわけですから、後は問答無用で優勝へ向かうしかないのです。


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