青木選手が亡くなって1年、早いですね...
今日はメモリアル大会が開催されましたが、やはり印象的だったのは最後に諏訪魔が天を指差してから決めたラストライドでした。
宮原健斗から3カウントを取ると「どうだ見たか!」と言わんばかりに再度、天を指差した諏訪魔。
全日本プロレスにとってもコロナ禍での想定外の事態である2020年ですが、秋山選手のDDTレンタル移籍やそれに伴う状況から揺れている部分はあります。
変な言い方ですが「宮原健斗と次の全日本プロレスを目指すのか」「それとも王道の歴史を諏訪魔が引き戻すのか」という構図だった三冠戦で勝利した諏訪魔が昔の全日本ではなく新しい全日本プロレスを前に指差して目指しているという状況になっているというのは・・・何とも不思議な感覚を覚えます。
さて、そんな青木選手から世界ジュニアを取られた岩本煌史。
青木選手の勝ち逃げにあった岩本ですが、この日は世界ジュニア王者として返り咲いていました。
ただ、感傷的な部分は見せず、目の前にいる次期挑戦者の田村男児との前哨戦を全力で見せてくれました。
それこそが青木選手への弔いだと言わんばかりに。
試合後にも争いを続けた二人ですが、正直半年前の田村男児なら岩本煌史は相手にしなかったでしょう。
しかしコロナ禍の中、無観客試合で急成長し、Evolution入りして顔つきから何から全て変わったこの若者は岩本煌史に火をつけました。
正直、岩本煌史の楽勝防衛かと想像していましたが・・・これはね、わからない部分もありますよ。
それぐらいに田村男児の顔は変わりました。
・・・で、残念だったのはSNSでも言われているようにこの試合のゲスト解説だったヨシタツ選手が、ずっと目の前の試合と関係ない話をし続けたことですね。
プロレスというのは実況席も観客も含めて作るものだと思いますが、一番耳に入る実況席の声が全く関係ない話をし続けているのは流石によろしくないのではないかと思いました。
また、相変わらずですが試合中継のカメラワークが悪い...
これは新日本プロレスワールドを見習ってほしいところですね。
素晴らしい試合をしていても、それを遠くへ伝えるのは映像です。
岩本煌史と田村男児の試合語の乱闘も序盤は追えてないですし、試合後に岩本煌史が田村男児にベルトを見せつけていたシーンも他の選手を中心に撮影している後ろで少し映り込んでいるだけの状態でしたから・・・
さて、そんな岩本煌史とジェイク・リーからアジアタッグを奪ったヤンキー2丁拳銃ですが、まさかまさかのイザナギからフォールを奪われて王座陥落。新王者はゼウス・イザナギのPURPLE HAZEとなりました。
まぁ、まさかまさかとは書きましたがイザナギは相手が誰であっても勝てる技「仙人の首固め」を取得したことで勢いが増していましたので不思議ではないのですが。
さて、アジアタッグ戦線に関しては岩本煌史・ジェイクが盛り上げてからヤンキー2丁拳銃が更に盛り上げてきた2020年です。
ゼウスとイザナギは防衛するだけではなくアジアタッグを盛り上げることができるのか?という点でも勝負をしなくてはなりませんね。
それにはやはりゼウスの爆発、これが必要!!
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