第21代ＮＥＶＥＲ無差別級６人タッグ王座決定トーナメント1回戦
棚橋弘至・飯伏幸太・ワトvsタイチ・ザック・金丸の試合はファンからの注目が大きかったことでしょう。
私も連日書いてきましたが、棚橋弘至のコンディションが悪く毎試合タイチ・ザックにボロボロにされている中で、何を棚橋弘至が見せて飯伏幸太の心を引き戻すのか？飯伏幸太は棚橋弘至のどんな姿を見て心が動くのか？という大きなテーマがそこにあったからです。
ただ、今回の試合で棚橋が急にコンディション回復することもないだろうし、かと言って棚橋が完璧に勝利をしないことには復活はない。
むしろまだこの試合は通過点の１つぐらいになるのではないか？など考えていたのですが・・・
結果はボロボロにされた棚橋弘至がブラックメフィストで負ける寸前で飯伏幸太がタイチにハイキック→丸め込みで勝利と、完全に飯伏幸太に守られての勝利ということで「むむっ？どうなるんだ？」と。
が、その直後から大喜びする飯伏幸太。
タイチとザックに挑発されるも「俺の心は決まっている」と棚橋弘至に肩を貸して退場・・・
『え？あれだけ棚橋を無視するぐらいの態度だったのに、これで解決なの！？』
そして試合後に、何だか飛龍革命のようなやり取りがスタート。
飯伏「大丈夫、大丈夫。大丈夫ですよ。俺ら勝ってんですよ」
棚橋「ごめん、飯伏」
飯伏「まだまだ、これからじゃないですか、これから。やりましょうよ」
棚橋「わかってる……」
飯伏「なんで、そんな元気ないんですか？ 勝ったんすよ？」
棚橋「わかってる」
天山「よう、タナ、がんばろうぜ！」
飯伏「次もある。2回戦、3回戦あるじゃないですか？ 諦めないで行きましょうよ！」
棚橋「おい！」
飯伏「行きましょうよ！」
棚橋「飯伏！」
飯伏「はい！ 行きましょうよ！」棚橋「飯伏ー！ 次はな、お前が神になれよ！」
飯伏「神になりますよ！」
棚橋「よし」
飯伏「任せてくださいよ！」
試合後にプロレスファンの友人たちから「これは何を見せられてるの」というLINEが届きましたが、僕はこれで終わったとは思えないんですよね。
これで解決！終了！であればね、僕も友人たちの声に同意なのですが、流石にそれは...
なにせ棚橋弘至の突然の急降下＆復活ということであればあまりに落差が小さいじゃないですか。
棚橋のコンディションが悪いのは数年前からであって、それでもここぞという時に勝ちを掴む姿は明るさと悲壮感と色気を兼ね備えていたわけで、別にタイチとザックに数回膝を攻撃されて動けなくなっても・・・それが棚橋弘至じゃん？と。
なので別にそんなに落ちていない状態の中で、何か妙に飯伏幸太が棚橋に呆れているという状況もおかしな話ですし、それなのにほぼ飯伏の蹴りが決定打となった中で丸め込みで勝利した棚橋が急上昇したということでもなく・・・一段下がって一段戻ったぐらいの状況にしか見えないです。
棚橋弘至は別にずっといつものエース棚橋だったと思うんですよね（笑）
まぁ、それでも試合語のコメントで「神・継承」というテーマらしきものが生まれた気がするので、ここまでは無かったことになるぐらいの勢いなのかな？とも思いますが、仮にここ最近の棚橋弘至・飯伏幸太・タイチ・ザックの物語が本当に重要だったのであれば、まだここから何かしら続いていくのではないかと思います。
じゃないと・・・試合を見ずにバクステコメントだけを追っかけている人向けの小説じゃないんだからという声が出てもおかしくないですからね（汗）
そしてこれに全面的に付き合わされたマスターワトが悲惨過ぎるという・・・（苦笑）
完全に「どうすんだよこれ」って顔になってましたもんね。
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