またしても敗れた棚橋・飯伏組(負けたのは上村だが)
試合後はタイチにボロクソ言われ、飯伏もさらに棚橋への見放しを加速させてしまう状況になりました。
バックヤードで「上村は凄いがんばってたんですけど」と話す飯伏に棚橋が追いつき「飯伏、明日は、明日は信用してくれ。大丈夫」と言ったものの飯伏は無言で去っていく。
そして「飯伏みたいな旬なレスラーを俺がつなぎ止めとく権利はないのかもしれないね」と発言した棚橋弘至はまさにどん底。
目を閉じればついこの前と言える時期にG1を勝利し、東京ドームでケニーオメガを倒した棚橋弘至。
新日本プロレスのエースとして今もリング内外で支持されていることに間違いはないのですが、、、ここまでいいようにやられて沈んでいくという姿の先には何が待っているのか。
例えばここでNEVER6人トーナメントでタイチ組に勝利したとて、1回の勝利で何かが変わるわけではありません。
なにせテーマは結果部分ではなく「棚橋弘至のコンディション」という部分に当たっているからです。
新日本プロレス再開後から棚橋弘至の調子が悪いのは見ての通り。
復帰直後は明らかに太め残り、今は絞りましたが動きが悪い状態。
これが全くの三味線でタイトルマッチで急激に動きが良くなるということはあまりにも無理がありますし、そもそもここ数年の棚橋弘至はG1でもケニー戦でもコンディション・動きに関してはそこまで今と差がなかったように思います。
手負いのエース(膝だが)の姿がスタンダードであって、だからこそそこに棚橋弘至の魅力や色気があるということが標準だっただけに・・・正直、今になって急に飯伏が棚橋弘至を見放したりタイチ・ザックがここまで棚橋をこき下ろすのも実は個人的に僕は理解できていません。
棚橋が下がったというよりタイチが急激に上がっただけのような印象の方が強いですし、棚橋は飯伏を「飯伏みたいな旬なレスラー」と言いましたが、飯伏とて東京ドームで連敗して天下を掴む2歩手前で力尽きて現在は丸腰の状態なわけですから、そこまで飯伏が棚橋に対してマウントを取るというのも冷静に考えると不自然な印象を受けてしまいます。
一番美しいのはタイチ・ザックの勧誘に揺れる飯伏の心をつなぎとめるようなファイトで棚橋弘至がIWGPタッグを奪還し、ゴールデンエースの結束が強まるというハッピーエンドなのでしょうけど...ここまでの状況になって一発の勝利でそうなってしまうと、飯伏がただ優柔不断な人に見えてしまうだけですしねぇ。
まぁ考えてみると別にIWGPタッグのリマッチは決まっていないわけですのから、実現しないというケースもありえると。
NEVER6人トーナメントの1回戦で飯伏が棚橋を裏切るなんて可能性も0ではないと思いますが、ただ飯伏がタイチ・ザックと組むならまだしも「鈴木軍に入って気がつけば鈴木みのるの子分」になるのは想像できません。
しかし飯伏はBULLET CLUBと良い関係だがBULLET CLUBではなく、BULLET CLUBの中のケニーとの友情で動いていた時期がありました。
変則的な動きをする飯伏だけに今回もそんな立場になると面白いなぁとは思うのですが。
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