世界ジュニアを岩本煌史が奪還|次期挑戦者は何と田村男児が名乗り出た!

全日本プロレスの至宝、世界ジュニアが横須賀ススムの手に流出してから約8ヶ月。
次々と全日ジュニアが敗れる中で、児玉を倒して挑戦権利を得た岩本煌史が久々の世界ジュニア挑戦となった後楽園ホール大会。

「アップデートしてきた」

という言葉を使っていた岩本煌史ですが、見た目のコスチュームを一新してその言葉を視覚的に表現してきました。

横須賀ススムのキャリア・テクニックに苦しめられることは想定内だったとしても、更に増したように感じる岩本煌史のスピードに加えてエプロンサイドでの大外刈りや投げっぱなしドラゴンスープレックスなど奥の手を次々と出してきたところに「何が何でも勝つ」という気持ちが見えていたこともこの試合の印象に残りました。

何せ岩本煌史と言えば引き算のプロレスを徹底するレスラーです。

無駄な技は使わない、そのときに必要な技だけを使うというスタイルを貫いています。

それが奥の手を出してくるということはそれだけ「横須賀ススムを倒すには必要なこと」であり、世界ジュニアを手にするためには引き出しを多く用意した状態からの引き算をするということだったのかもしれません、、、勝利からの逆算、とでも言うのでしょうか。

カウンターの孤高の芸術はカウント2で返されましたが、最後は正調式の孤高の芸術を決めて勝利。
相変わらずこの孤高の芸術はまばたきのタイミングを間違えるとそれだけで見逃してしまうほどの速さでしたが、この0コンマ何秒の世界の中に永遠に見ていられる爽快感があるというのもこの技の魅力です。


何にせよ、これで青木選手の追悼興行に世界ジュニアが流出したままということは避けられました。
そして・・・うちのyoutubeに再出演するという約束も果たしてくれますよね岩本選手?(笑)

試合後、何とあすなろ杯優勝者の田村男児が岩本煌史に挑戦表明

驚いたのは試合後のこと。
あすなろ杯を優勝してEvolutionに入った田村男児が岩本煌史に挑戦表明をしたことです。
無観客試合になってからの急成長、もう表情も動きもなにかも違う「あ、化けるなこれは」と誰もが思い始めたところで早くも次の一歩を踏み込んで来たということは相当な自信がついているということでしょう。


緊張を隠しきれない挑戦表明でしたが、岩本煌史も田村男児への評価の高さを隠すこと無く言葉にした上で挑戦を許可。

なんとなんと21歳の若者が世界ジュニア挑戦ということになるわけですが、半年前なら5分で岩本煌史が勝つカードでも今なら・・・100回やれば2~3回は田村男児が勝てるのではと思うぐらいの状況になっています。

勝負は時の運とも言いますし、その100回中の2~3回をここで田村男児が引けば...という期待感もありますからね。

Evolutionも全面バックアップでしょうしこのカードは個人的に楽しみなのですが、Evolutionを辞めたばかりの岡田は気に入らないだろうなと思うわけです。

その辺りのジェラシーもあるでしょうし、タイトル戦の前に田村と岡田のシングルを組んでみてほしいなぁと思うんですよね。


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