昨日放送された全日本プロレスのTVマッチですが、中々盛り沢山の内容でしたね!
5月30日放送の全日本プロレス中継 2020 #5 〜反逆×侵略〜に繋がる濃密な内容となりました。
それにしても全日本プロレスのTVマッチはもう違和感が完全に無いどころかTVマッチのテンプレート的なものもできているだけに、案外これは客入りが再開してもTVマッチは定期的に続けるのではないか?なんて思いました。
また、いつまたこのように自粛という事態が起こるかもわからないことを考えると、この期間の無観客大会を行った経験は財産になるでしょうね。
Contents
大会開始前に芦野・羆嵐・児玉のアンファンテリブルがリングジャック。宮原健斗も登場。
全日本プロレスマットに上陸し、大暴れをしているアンファンテリブルが試合前のリングに登場。
堂々とアピールを繰り広げると宮原健斗を呼び出すという「マイクアピール」からの大会開始になりました。
面白いもので新日本プロレスのWWE化なんてことが言われていた昨今でしたが、この緊急事態になって無観客試合が行われるようになった全日本プロレスがWWEっぽい見せ方をすることになるってのは想像していませんでした。
ベルトを失っても全日本プロレスのエースでありシンボルの宮原健斗。
アンファンテリブルを前にしても口で圧倒して去っていく辺り風格が漂う感じでしたが、気になったのは芦野の「シャットダウンスープレックスを出したときがお前の最後だ」と発言したこと。
そして、この発言はメインイベントに繋がる重要な伏線でした。
伝家の宝刀シャットダウンスープレックスがアンクルロックの前に敗れる
メインイベント、宮原健斗・フランシスコアキラ組と芦野・羆嵐組の試合は当然アキラが狙われる構図になりました。
ただ宮原健斗とアキラのタッグチームがこの先も続きそうな空気があるので、この試合も重要な経験値になったはずです。
そんな中、三冠を落とした宮原健斗は「進化」が求められる結果になりました。
シャットダウンスープレックスを芦野に狙ったところで、まんまと宣言通りにアンクルロックで反撃を食らってしまったのです。
宮原健斗の研究は誰しもしている中で、流石にシャットダウンスープレックスに頼り切るわけにはいかなくなったという重要なターニングポイントになる試合になったかもしれません。
そもそも宮原健斗のスピード感・華やかさとシャットダウンスープレックスがマッチングしているかと言われると、これはプロレスファンの中でも意見がわかれるところですし・・・ここらで再度全日本プロレスの頂点に戻るための新技が求められるかもしれませんね。
試合後にPURPLE HAZEのゼウスが乱入して宣戦布告
試合後にリングジャックをしたアンファンテリブルの背後から、PURPLE HAZEのゼウスが乱入。
芦野と羆嵐を一撃で排除すると児玉をリフトアップして場外へ投げ捨てました。
全日本プロレスに乗り込んできた外敵に対して全日本側からとしての怒りもあるでしょう。
ただ、それと同時に自分がせっかくPURPLE HAZEに入ってヒールとして動き出しているのに、アンファンテリブルというヒールが全日本で暴れている状況は完全にしてやられている立場ですからね。
これにて5月30日放送のTVマッチは芦野・羆嵐VSゼウス・イザナギとなり、アンファンテリブルとPURPLE HAZEの抗争となりました。
ここでゼウス組が負けてしまうと陣・本隊・PURPLE HAZEと壊滅状態に追い込まれてしまうだけに、重要な試合となりそうですね。
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