内藤哲也選手がインタビューで「好きな試合」としてあげた1993年の宮城県スポーツセンターで行われたG1クライマックススペシャルの武藤敬司vs馳浩の試合。
さすがに今はもう保持していませんが、VHSの闘魂Vスペシャルで持ってましたよ、ええ。
あの当時はお小遣いを溜めて闘魂Vを買い漁ってましたねぇ・・・
それにG1クライマックススペシャルって大会に関しては最近のファンの人はもう知らないだろうなと思うと時代の変化を感じます。
僕の地元の名古屋では大体G1後の9月にG1クライマックススペシャルが開催されて結構な好カードを見ることができたことを今でも覚えています。
さて、内藤選手や僕の世代30代後半か40歳前半となるとやはり武藤敬司と馳浩というのは大スターでした。
華やかでカッコよくて少年たちのヒーローでしたが、この二人って意外と試合終盤まで地味です(笑)
どちらかと言えばしっかりしたレスリングを見せたい二人ですし、技も多く無いですから「ネットリした試合」を好んでいましたよね。
で、そんな二人が戦うと・・・これがまた地味!!(笑)
終盤のスパートは派手なのですが、兎にも角にも平気で15分以上寝技だけの攻防を見せることもありました。
ファンは無視して自分達の世界をリング上で作っていくという感じで、今のプロレスでは見ることがあまりできない試合をする二人でしたね。
今の新日本プロレスのトレンドの試合構成で言えばこういう試合はウケないかと思います。
ただ内藤選手は試合序盤をじっくり入って加速していくタイプですから、もしかしたらこの武藤敬司と馳浩の試合のようなことをしてみたいと思っているかもしれません。
そしてそれが再現、いや実現するなら・・・内藤哲也対SANADA、なのではないか?と思うんですよね。
プロレスランキング