アフターコロナという全人類に課せられたテーマ。
これはプロレス界にも重くのしかかります。
それは何も経営の問題だけではありません。
仮に3ヶ月後から新日本プロレス・全日本プロレス・NOAHなどが再開したとしましょう。
恐らく、再開へのお祭りムードとなるはずです。
本来リーグ戦などがある時期でもそれをズラして全レスラーが出場するような大会・ツアーをすると思うのです。
そうなると暫くの間は何も起こらないでしょうし、温かいムードでのプロレスが続きます。
止まった物語が動き出すのは難しいですし、一度リセットしたような状況が生まれるはずです。
新日本プロレスで言えば、棚橋・飯伏とタイチ・ザックの抗争がいきなり激化することもないでしょう(というかファンも忘れてる可能性がある)オカダカズチカの猪木発言などもですし、内藤哲也に挑戦する相手が誰になるのか?もすぐには決まらないでしょう。
全日本プロレスだとPURPLE HAZEや陣の新しいユニットもここからどう動くのかが難しくなりますし、先日の無観客試合は素晴らしい大会でしたがユニットなんて関係なく一致団結で全日本を見せるということに成功しただけに、ユニット分けした空気が少し薄れるはずです。
こうなるとオカダカズチカが口にしていたようなオールスター戦を各団体合同で一発行って「プロレス復活祭」という形でお祭り騒ぎを1日だけバシッ!とやって、そこからは何事もなかったように進んでいくのが一番なのではないかと思います。
プロレスと海外ドラマは似ているところがあって、ずっと物語が続いていく魅力があります。
例えばウォーキング・デッドのような人気ドラマはそれに該当しますが、ドラマであればキリの良いところで終わって次のシーズンへ行くので間があっても大丈夫ですが、プロレスの場合は局地戦的なドラマが同時進行するので「間」が生まれるのは大きな障害です。
こんな障害はプロレス界が初めて直面するものでしょうから、何が正解なのかは誰にもわからないでしょうけどね・・・
ただ、できればオールスター戦1発で切り替えてほしいなぁと思いました。
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