プロレスとコロナウイルス問題

モヤモヤが払拭できないので、連続して同じようなコロナウイルスとプロレスの話題となります。

ツイッターを見ていたところ「元気や勇気ではコロナウイルスのワクチンにはなりません。」と書いている人を見まして・・・ごもっともだなと思いました。

「コロナウイルスに負けない!」という言葉も多いのですが、勝ち負けの問題じゃないですからね。
「自粛ムードに一石を投じる!」という言葉もありますが、そういう話じゃないんですよ、病気の問題なので。

プロレス団体が組合をしっかり作っていたらもう少し違ったのかもしれませんが・・・

前にも書きましたが、仮にどこかの小さなマイナー団体で感染者が出たとか感染者が来ていたとなったときに確実に「プロレス会場で感染拡大」と書かれるわけですよ。

これって全団体が被害に合いますし、他国からも突っつかれる材料になってしまうわけです。

無観客ではプロレスの醍醐味がかなり削がれるはずですが、例えばyoutubeでスパチャでファンが協力して支えるなどの方法で何とかできないもののかなぁ?と思うんですよ。

レスラーの中には「ファンなんてどうでもいい、お前らは黙って見てろ」というスタンスの選手もいるわけですから、じゃあ観客無しでやってみてくれてもいいのではないかとも思いますからね。

奇しくもオカダカズチカがアントニオ猪木の名前を出したばかりですが、アントニオ猪木と言えばマサ斎藤との巌流島の戦いがありました。

今の時代、ああいうプロレスをするというのは無理かもしれませんが、2020年のプロレスが無観客で何を見せれるのか?というテーマがあってもいいのではないかと。

後はファンが投げ銭でどこまで支えることができるか。
ある意味では素直に「これから先にまた素晴らしいプロレスを見せるために助けてください」でイイと思うんですよ。
そりゃプロレスファンは助けるでしょうし、無観客での試合でも楽しんで見ることができるはずです。
プロレスファンは許容範囲が大きいですから、そこはファンを信用してほしいなと思うんですよね。

昨日ですか、キャバクラ店員の女性がコロナウイルスに感染しており、そのお客さんが感染し、帰宅して妻と子にも感染したというニュースがありました。

このレベルの感染力なのですから、席の間隔が近いプロレス会場というのは安全ではないでしょう。

また、例えば会場で真後ろに座った人がゲホゲホと咳をしていた時にはどうするのか?
スタッフが確認して退場要請をすることができるのか、またそれに応じない場合はどうするのか?

考えれば考えるほど問題は増えていきます。

相撲はすでに無観客の開催を決定しています。

その上で厳密なルールもあります。

移動はタクシーか自家用車 力士ら協会員の会場への行き来は原則、公共交通機関は利用しない
会場入り後の外出は禁止 1度会場に入った協会員は、食事や買い物など、理由を問わず外出は不可。
会場への差し入れ、出前は不可 部外者は会場にいる関係者に差し入れ、出前など接触することはできない。
・検温は1日2回 力士らの検温は、無観客開催決定後から行っている朝1回から朝、夜の2回へ。報道陣も会場入りの際に検温。

プロレス団体は基本的にバス移動ですが、確かに1人感染していたら次々と感染していく可能性があります。
またプロレスラーは体が頑丈ですから症状がでないかもしれません、それ故にファンに感染させてしまう可能性が少なくありません。
「花道でレスラーを触ることを禁止とする」というルールを作っても破る人は必ずいるはずです・・・最近では子供を投げるようにレスラーに抱っこさせるマナーの悪いファンも実際にいますからね。

検温に関しても、じゃあ37度以上のレスラーは出場できないとした場合、少しの風邪だったとしても対戦カードが変わってきてしまいます。
ニュージャパンカップでトーナメント戦という状況であれば優勝決定戦が不戦勝なんて悲惨なことになるかもしれません。

また、愛知県のジムで10名以上の人に感染が拡大しているようにジムというのは感染が広がりやすい場であるということが問題となっていますが、レスラーは大会がある地域でジムに行ってトレーニングをする選手がかなり多いです。

先日、タイチ選手が自主的にyoutubeLIVEを配信しましたが、今の時代は映像でネットで繋がれるわけです。
その可能性を考えていくチャンスというポジティブな見方をするというのも1つの手なのではないでしょうか。

前にも書きましたが「●●プロレスでコロナウイルス感染者が出た」となった時点で小さな団体は潰れると思います。
そこから大会を行うことはできなくなるでしょうし、その上でプロレスファンは掛け持ちで色々な団体を見に行く人が多いわけですから、次々と巻き込んで行って業界全体のピンチになるはずです。

やはり今はやれる形でやるしかない、のではないでしょうか。


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