3月3日、新日本プロレス旗揚げ記念日の興行の目玉カードは当然内藤哲也と高橋ヒロムのシングルマッチ。

・IWGP王者&IC王者とIWGPジュニアヘビー王者の王者対決
・ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同士の同門対決
・師匠と弟子の関係性がある師弟対決

これだけでもテーマが盛り沢山ですし、高橋ヒロムがすでに内藤哲也への攻撃も口撃もしていることも期待感を日増しにしています。

もちろん高橋ヒロムとしてはジュニアとしてIWGPヘビー級を手にするという夢、ゴールデンでの生放送という夢なども抱えているだけに、今回はノンタイトル戦ですが高橋ヒロムが広げていく広い夢の入り口になる大きなチャンスにもなります。

一方で内藤哲也は新日本プロレス初のIWGP&IC王者として負けるわけにはいきません。
特に新日本プロレス(だけではないですが)ではヘビー級とジュニア級にあまりに大きな格差があります。
ジュニアはヘビー級に勝てないという常識は昨年オスプレイと鷹木信悟が変えましたが、今思えば「無差別級」というワードや「後のヘビー級転向」というレールの力が大きかったはず。

そう考えると内藤哲也はここで負けるわけにいはいかず、そして高橋ヒロムはここで勝たないとジュニアとヘビーの壁を壊すことができないという双方に意地とプライドがかかった試合となりますね。

ニュージャパンカップへ高橋ヒロムが参戦する可能性はあるのか

内藤哲也と高橋ヒロムのシングルマッチが終われば、新日本プロレスの物語はニュージャパンカップへ向かいます。

今年も32人エントリーになるのではないかと思いますが、この中に高橋ヒロムが含まれるのかどうか?は気になるところです。
内藤哲也に手も足も出ないなら別ですが、事実として二冠王者とシングルマッチを戦うことが決まっているわけですから、そんな男がニュージャパンカップにエントリーされないというのも不自然ですし・・・出場はあり得るのではないかと思います。

ただBUSHIとのタッグ戦への気持ちも口にしている上にIWGPジュニア王者という立場がありますので、ここで高橋ヒロムが優勝しようものならジュニアタイトル戦線はどうなるのだろうということにもなりますし、そう簡単な話ではないのかもしれませんが・・・

1つ思い出したことが高橋ヒロムの今年のテーマが対ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンということ。
まずトップの内藤哲也と戦うわけですが、ニュージャパンカップにエントリーすれば鷹木信悟・SANADA・EVILと戦える可能性が出てきます。

ジュニアとヘビーという垣根を無視すれば今の高橋ヒロムはすでにEVILより格上ですしSANADAよりも実質的に実績で上。
また鷹木信悟に関して高橋ヒロムはG1の時に「ジュニアとして出場するなら応援するけど無差別級とか言い出したらそれは違う」という趣旨のことを口にしている上に、高橋ヒロム復帰後からのロスインゴの動きを見ても高橋ヒロムと鷹木信悟が絡むことがあまりないので一枚岩という印象もありませんから、鷹木信悟に対しては思うところがあるのではないかと思います。

ついでに言えばオスプレイに関しても「ジュニアでユニットを組もう」的な話もあったのにヘビー転向してしまうなど、高橋ヒロムからすれば逃げられた・裏切られたという気持ちがあるでしょう。
そんなオスプレイが内藤哲也に絡んでいる状況というのも不愉快なのではないか・・・と推測します。

見えていなかっただけかもしれませんが、21日は高橋ヒロムが試合前にコーナーでアピールをしている時にオスプレイは高橋ヒロムに向けて手でハートマークを作っていましたが、高橋ヒロムはそれを見ることがなくオスプレイはハートマークを割っていました。


相思相愛の二人でしたが、ジュニアに誇りを持つ高橋ヒロムはオスプレイに対しても良い印象は持っていないのではないでしょうか。

何にしても高橋ヒロムには戦うべきヘビー級の選手が沢山います。
そしてそれは無差別級ではなくジュニアとして戦うべき選手たちです。

更に昨年はオスプレイがニュージャパンカップ・BOSJ・G1と駆け抜けたことを考えると、高橋ヒロムはそれを超えていく必要性があります。

そう考えるとニュージャパンカップにエントリーされない方がおかしいですし、エントリーされないということになれば高橋ヒロムの夢が叶う日は遥か遠くなるということになるのではないでしょうか。


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