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強い外人タッグに日本人のトップが組んで立ち向かう。
過去、IWGPタッグの歴史の中に存在していたあの光景が帰ってきたようでした。

王者タマトンガ・タンガロアに挑戦したエース棚橋弘至とゴールデンスター飯伏幸太が激闘の末に勝利しIWGPタッグを獲得。
完全に脇役と化していたIWGPタッグに新たなる黄金期が来る合図が最後のハイフライフローだったのかもしれません。

敗れたタマトンガ・タンガロア組ですが、逆にここでベルトを落としたことにより次に戴冠した時にはテンコジの最多戴冠回数を抜いて単独トップに立つというリーチになったとも言えるわけですし、もしかすると誰も損をしていない全員にメリットが大きかったタイトルマッチの結末とも言えそうです。


棚橋弘至のタッグ路線はことごとく単発で終わってきましたが、、、今回飯伏幸太との並んでのIWGPタッグベルト姿は中々どうして似合うじゃありませんか。
飯伏幸太にしてもインターコンチネンタルより似合っているように思いますし、これから「タッグの逆襲」が始まることを想像するとついに新日本プロレスが全てのコンテンツで盤石となっていく現実にたどり着きそうな予感がします。

しかし、ここからが事件が起こりました。

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タイチとザック・セイバー・ジュニアが乱入!ライガー激おこ...だが、本当にこの乱入はバッドエンドだったのか?

ここ連日「そろそろ動く」というような言葉を残していたタイチでしたが、前々から口にしていたザック・セイバー・ジュニアとのタッグ取りに動くということが答えだったようで、試合後に棚橋弘至が「愛してまーす!」を叫ぶ直前に背後から強襲。

棚橋弘至を飯伏幸太を次々KOしての宣戦布告には会場からタイチは帰れコール&ザックへの少々口汚い野次が飛ぶ自体となりました。

これには解説席のライガーさんが激怒。
「これから世界に打って出ようというときに自分で首を絞めてどうする」と仰っていましたが・・・1ファンの僕は逆にこれで棚橋弘至と飯伏幸太の輝きが増したように思いました。


というのは、タイチの人気が変化しているからです。
2019年の大活躍によりすでに人気トップレスラーとなっているタイチには「タイチは帰れ!」コールが激減しています。
「レッツゴータイチ!」のコールが完全に上回ることばかりですし、少々悪いことをしてもタイチへの支持率は高いです。

そんな中、新日本プロレスのここ10年でも最大のベビーフェイストップタッグとなった棚橋弘至と飯伏幸太の初戴冠直後に、普通にリングに上ってきていたらタイチへの期待感からレッツゴータイチコールが爆発していたかもしれません。

今回の行動一発でタイチは一気にファンからの印象がヒールに戻りましたし、輝く太陽と星がより輝いて見える空気が生まれたと思うのです。

また、棚橋弘至と飯伏幸太というのは明るくカッコいいのにどこか寂しくも見え、またやられている姿が美しい2人です。
王者になっていきなりボロボロになる二人の姿からは『まだこんなことで復活とは言えない、ここからだ』という声が聞こえて来そうでしたし、これでこそベビーフェイスのタッグの王者のあるべき姿なのでは?と感じました。

ハッピーエンドではなくともバッドエンドかと言われればそこまでか?と思いますし、十分グッドエンドとも言える結末だったのではないかと思います。

もう少し付け加えるなら「これで棚橋と飯伏はタッグ屋になるのか・・・」的なファンの思いが一瞬の内に「ゴールデンエースでタイチとザックなんてやっちまえ!」と切り替わった人も多いはずですからね。

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KENTAの内藤哲也襲撃も今回のタイチ・ザックも近い部分がある

愛してまーす!を言えずに襲撃される棚橋弘至の姿とそれに対してのタイチへの大きな怒りの声は、もしかすると内藤哲也のデハポン大合唱を襲撃でぶち壊した1月5日のKENTAの姿が重なったからかもしれません。

ただ、今思えば、あの東京ドームはIWGP王者オカダ、IC王者ジェイ、G1覇者飯伏、そして何も持っていないが二冠の言い出しっぺ内藤(実際ははるか昔の後藤だが)という構図でした。

それが1月4日・5日を連勝したことで手土産のない内藤哲也が二冠王になったわけです。

試合の素晴らしさ、2日間の壮大なドラマ、内藤哲也の作った伝説と悲願のドームでのデハポン大合唱が待っているという状況に世界中のファンは完全に納得していましたが・・・もし、あのままデハポンを達成していた場合、その余韻が消えてきた頃に「てか、内藤ちょっとズルくないか」「会社は棚橋弘至の意見しか聞かないとか言っていたけど、今はそれが内藤だよな」という空気が生まれていた可能性も実は少なくないでしょう。

それがKENTAの襲撃により全ての怒りがKENTAの元へ向かいました。
あの襲撃があった瞬間「二冠王内藤哲也への応援」が始まったわけですから、二冠を手にしたことに対する疑問などに関してはもう過去の話になってしまったわけです。

闇が深くなるほど光は輝きますし、光が強いほど影も見えてくる、まさにそういうことがプロレスの醍醐味なのではないでしょうか。

 

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