オカダカズチカ・オスプレイとタイチ・ザックセイバージュニアのタッグマッチは、14日にRPWで実現するオスプレイとザックのブリティッシュヘビー級戦への前哨戦という意味だけではなく、タイチがオカダから直接取れれば再戦という約束もかかった試合となりました。

当然のようにオスプレイとザックセイバージュニアはライバルとしての激闘を繰り広げるわけですが、タイチがオカダカズチカと互角の試合をしているというこの状況の変化というのは冷静に考えると驚きですし、誰かの言葉になってしまいますが「変わるのは一瞬」をタイチが札幌で実現したという事実の大きさを感じました。

しかし、試合はオカダカズチカがタイチをレインメーカーで沈めて3カウント勝利。

これにてオカダカズチカとタイチのりマッチは遠ざかったように思えるのですが・・・
タイチは試合後に「ニュージャパンカップの決勝で待っているぞ」と口にしました。

タイチ「こんなもん、こんな試合、何の記録にも残らないんだ。こんな、何の記録にも残らねえんだ、こんなの。勝ったって、負けたって。明日にゃ誰も覚えてねえんだ。覚えてんのは、オレだけか……。オレだけが覚えてるよ。今日は仕方ねえんだ。それだけだよ。試合中に肩外れるし、右目は失明するし。ムチャクチャだ。それだけだ、ただ単に。こんなの記録にも何にも響かねえ。まあいい。終わったと思うな、オカダ。何回も言わすな。タッグマッチ、どうでもいいタッグマッチなんだよ。シングル、シングルで3回目。そろそろ、オレもそろそろ……
まあ、いいや。オカダ、そう、『NEW JAPAN CUP』の決勝、先にまってるぞ。ハハハ。

これが少し前のタイチなら強がりにしか聞こえませんが、今のタイチであれば何の問題もなく優勝候補の1人に数えられるわけですから、この言葉が強がりでも何でもないことは事実でしょう。

タイチの「そろそろ、オレもそろそろ」が気になる

タイチのコメントの中で気になったのが『そろそろ、オレもそろそろ』という一言。
その後に繋がる言葉は「オカダカズチカに勝つ」なのか「IWGPを手にする」なのか「独り立ちする」というような意味なのか・・・

タイチと言えば内藤哲也からリング上で「身勝手なボスを排除したらどうですか、一歩踏み出す~」と言われていることがマイクに収録されていたことがありますので、鈴木軍を離脱or乗っ取るようなことを期待されている時期もありました。

ただ鈴木軍は意外なほどに強固で崩れないユニットですし、今となってはザックとタイチのIWGPタッグを狙うという意思が見えるコメントも出てきていることもあって、大きな動きはないような印象が強くなってきました。

棚橋弘至と飯伏幸太がタッグ参入することを考えれば、そこにタイチとザックも加わることで本当にIWGPタッグの黄金期が来る可能性もありますし、、、

それでも今の絶頂期と言えるタイチと年齢的なことを総合して考えれば天下を取るには今がベストであるわけですから、やはり「そろそろIWGPを狙う」ということなのかもしれませんね。


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