決戦直前となった三冠ヘビー級選手権試合。

青柳優馬の奇襲から始まったこのタイトルマッチですが、宮原健斗はあくまでも上から目線で「評価」するような余裕がありました。
流石にこれには青柳優馬からするとカチンと来ていたのでしょう。

記者会見が終わり記念撮影中に青柳が宮原をニーリフトの連打で奇襲攻撃をすると、テーブルに叩きつけ→テーブルを顔面に投げつけるなどKO状態に追い込みました。

本番までには更に研いだスピンキックを完成させてくるでしょうし、宮原健斗の防衛記録を止めつつ最年少記録を樹立する青柳優馬の姿に現実味が出てきたような気がします。

ところで、青柳優馬がこの会見で話した「プロレス界はチャンピオンの年齢が高すぎる」という点についてはオッと思いました。

確かに他のスポーツでは若い選手が天下を取るものですが、プロレス界というのは若手時代が長くあって、そこから徐々に上がっていって30代で王者になり40前後で脂が乗るような特殊なジャンルですからね。

それが良い悪いではなくて、あくまでも青柳優馬がプロレスを他のスポーツと比較していることが重要なのではないかと今回のコメントで思いました。

また、このコメントでベテラン勢にも刺激を与えることになるはずですので、三冠ヘビー級王座を手にした後の展開は考えていないと口にした青柳ですが、十分この一言は波紋となって次の展開へ届いていくと思います。

ただ、宮原健斗の牙城というのはそう簡単に崩せるものではありません。
全日本プロレスのエースを超えたシンボルとなっている宮原に勝つためには、前哨戦の何倍もの力を出さないと難しいはずです。


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