札幌大会初日のメイン、NEVER無差別級選手権試合は壮絶な魂のぶつかり合いとなりました。
激しく強烈な痛みの伝わる試合は20分間ぶっ通しで駆け抜け、最後に立っていたのは新王者鷹木信悟となりました。

後藤洋央紀からすればNEVER王者となったばかりでここからという時に登場した「腕も口も立つ」挑戦者を倒すことで、次の目標へ進んで行きたかったことでしょう。
また鷹木に馬鹿にされ続けて来たことを払拭するような結末を求めていたはずですが、残念ながら防衛数0で王者陥落。

内容は互角に思えましたが、最後は鷹木信悟のNEVERへの思いが勝ったのか?
それとも内藤哲也へのジェラシーが背中を押したのか?

それにしても試合が終わった瞬間から感じたこれからのNEVERへの期待感の高さ・・・これまでに感じたことがないぐらいのものでした。

NEVERの価値を上げるという鷹木信悟の戦いをこれから見続けていきたいですし、彼が王者であれば確実にNEVERの価値は上がっていくことと思います。

そして「無差別級」という元々のNEVERへの回帰も実現されそうです。
いつの間にか当初のコンセプトとは違って「ハードヒットの王者決定戦」のような骨太なベルトになっているNEVERですが、その要素を残したままで「無差別級」というテーマを引き戻すことでNEVERの新時代がこれから始まっていくのではないでしょうか。

解説席にいたSHOと鷹木信悟が睨み合う

さて、試合後に鷹木信悟が向かった先は解説席にいたSHOの前でした。


鷹木信悟とSHOと言えばBOSJの歴史の中でもこれからずっと語り継がれるような名勝負を戦った二人ですが、鷹木信悟がヘビー転向したことでせっかくのライバル関係が一度途切れるような形になりました。

ただ、鷹木信悟がここでNEVERを無差別級に戻していくことでSHOとのタイトル戦が実現する可能性が大きくなります。

SHOは「ジュニアから逃げた」と鷹木のことを表現しました。
だからこそジュニアのSHOとしてヘビーのNEVER王者鷹木信悟と戦って倒したいと思うことは当然でしょう。

解説中には「タッグ屋のSHOさんは~」などと言われていましたが、シングルプレーヤーとしての実力が高いことを昨年のBOSJで見せつけてくれているわけですし、ファンとしてもSHOのシングル路線というのは見たいところです。

その選択肢としてIWGPジュニアが普通ではありますが、鷹木信悟がNEVERを持てば話は別。

まずはタッグ防衛戦が控えていますが、SHOのNEVER挑戦もそう遠くないのではないでしょうか。


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