獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅰ
寂しい気持ちをワクワクが上回ったのは僕の世代も関係しているのでしょう。
藤波さんがいる、サスケがいる、エルサムライがいる。
そして佐野さんがいる、トンガリコーンズの大谷と高岩がいる・・・
金本浩二がいないことに関しては寂しさを覚えてしまいますが、まぁあれだけ新日本プロレスの悪口を言っていたら仕方ないですね(苦笑)
変則的ではありますが90年代ジュニアのあの光景がオーバラップするリング上となりましたので、思い出を重ねて食い入るように見ていたファンの人も沢山いたのではないでしょうか。
近年のファンの人からすればもしかすると面白くないカードかもしれませんが、恐らく佐野直喜選手への注目度はかなり高かったと思います。
何せ翌日に高橋ヒロムと戦う相手の1人となるわけですからどれほどまでに凄い選手なんだろう?という目もあったと思いますし大丈夫なの?という冷やかしの目もあったと思います。
佐野直喜というレスラーにどういう感想を持ったのか?ちょっと気になるところですね。
ライガーだけではなく全員が主役!これはドリームマッチだった!!
それにしても入場曲が権利上の都合で差し替えだったのは残念で・・・
やはり思い出に残るあの曲たちを聴きたかったなぁと思いましたが、それは現地の人だけの特権ということで我慢ですね(笑)
当然最後に入場してきた獣神サンダーライガーですが、本当の意味で思い出が詰まったリングの上に歩いていく花道はどんな感触だったのでしょうか。
マスクをしていても感情が伝わるライガーですが、何だかワクワクしているように見えましたよね。
この試合はケロちゃんがリングアナを務めましたが、これまた僕ら世代からすると最高ですよね・・・
あの声、前口上、一気に90年代に気持ちが戻っていくような気がしました。
佐野からライガーへいきなりのトペ・スイシーダ、そして大谷の顔面ウォッシュに「オイ!オイ!」というファンからの大声援!!
正直「え!?今のファンの人これわかるんだ?」と驚いていると、高岩のデスバレーボムにも大歓声・・・藤波辰爾のドラゴンスクリューにも割れんばかりの大歓声・・・何だかもう涙が止まりません。
最後は田口が獣神サンダーライガーから3カウント勝利。
ここで田口が獲ってくれたのは嬉しかったですし、試合後にライガーが全員とハグしていく姿も感動的でした。
さあ、明日はもっと厳しい高橋ヒロムとリュウリーとの戦いが待っています。
最後の最後、怒りの獣神サンダーライガーの歴史はまだ1ページ残っています!!
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