新日本プロレス公式サイトに掲載されたジェイ・ホワイトのインタビューが興味深い内容でした。
https://www.njpw.co.jp/232785
新日本プロレスに対する不満や内藤哲也に対する不満はいつも通りでしたが、これが贔屓目無しで冷静に考えると正論というところもいつも通りで・・・（笑）
ただ、今回はファンについてもかなり不満を持っていることがわかりました。
要するに内藤哲也のファンが新日本プロレスに対して内藤にチャンスをやれと言う→新日本プロレスはファンに媚びを売るために内藤哲也にチャンスを与えると。
そして『俺が2冠を目指すのは、ファン、内藤、オカダ、飯伏……全員を認めさせたいからだ。』という言葉がありましたが、ジェイの二冠に対する思いというのは予想より強いものであり、認められない自分を解決させるための行動だということですね。
もしかすると一番野心があり新日本プロレスのレスラーらしい発想なのはジェイ・ホワイトなのかもしれません。
どんなベルトでも俺が巻けばプロレス界で最強のベルトになる
二冠論争で避けて通れないのはオカダカズチカの言う「IWGPが最強」「金メダルを持っているのに銀メダルがほしいか？」という筋の通った主張ですが、ジェイ・ホワイトはこれに対して今回反論をしています。
そしてこの反論は内藤哲也も飯伏幸太も出せなかった、唯一オカダカズチカの主張にぶつけることができる言葉でした。
『どんなベルトでも俺が巻けば、プロレス界で最強のベルトになる。だから、いま一番のベルトはインターコンチだ。』
これは素晴らしいコメントですね...
インターコンチネンタル王者だからこそ言える言葉ですが、果たして内藤や飯伏が現在のインターコンチネンタル王者だとしてこの目線で切り込むことができたかどうか？
内藤と飯伏の現在の主張の筋道から考えるとこの発想には至らなかったのではないかと思います。
オカダカズチカのIWGPとのプライドに対してジェイ・ホワイトの自らのプライドと価値観がぶつかる形になりますし、それにインターコンチネンタルを引き上げているという構図はとても面白いです。
内藤哲也もベルトを超えた存在という考え方がありましたのでそれと近いようにも見えますが、ジェイ・ホワイトは自らが最強だからこそ自分が巻いているベルトが最上であるという形での主張ですのでベルトを貶すのではなく逆説的にベルトへのリスペクトすら感じます。
今回の二冠をかけた戦いまでのインタビューを見ていくと、説得力というところではオカダカズチカとジェイ・ホワイトの2人の現王者がリードしているように感じました。
飯伏はアスリートしても素晴らしく、実力も本物だ。
さて、飯伏幸太については「BULLET CLUBの匂いがする」という発言があったジェイ・ホワイトですが、それについての回答も興味深い内容でした。
飯伏の行動を見てると、「BULLET CLUBに合うかもしれない」と感じた。べつに「アイツからBULLET CLUBの匂いがする」とは言ってないが、飯伏がブリーフケースでオカダを襲った時、自分と近いものを感じた。あれには一瞬ビックリしたが、「さすがだ」と思った。飯伏は以前にもBULLET CLUBと関わっていたが、その時は上手くいかなかったようだな。まぁ、あの時はユニット内でいろいろゴタゴタがあったしな。でも、その時と状況は変わった。前にも言ったが、飯伏に対してネガティブな感情は持っていない。内藤とオカダに持っているような感情はない。飯伏はアスリートしても素晴らしく、実力も本物だ。https://www.njpw.co.jp/232785
BULLET CLUBの匂いがするとは言ってないそうですが（翻訳ミスだったのか？）飯伏幸太に関しては内藤やオカダに持っているような感情はなくアスリートとして素晴らしく実力も本物だとベタ褒めをしています。
BULLET CLUBに引き込むための甘い勧誘かもしれませんが・・・それにしてもジェイ・ホワイトがこういう形で他の選手を認める発言をすることは初めてなのではないでしょうか？
そして『ヤツには“何か”が欠けている』とも話したジェイ・ホワイト。
だから『俺たちがサポートしてやる。飯伏、BULLET CLUBへのオファーはまだ有効だ。俺たちが協力し合うことで、アイツにとっても大きなメリットになる。俺も含め、みんなが飯伏の別の一面を楽しみにしている。おまえがその気ならBULLET CLUBには居場所がある。賢明な判断をしろ。もちろんおまえ次第だが、俺は喜んで力になるぞ。』と飯伏幸太に欠けたものをサポートすることを約束しての勧誘をしています。
東京ドームの結果次第ではありますが、1月6日に何かが起こる可能性もありそうですね...
飯伏幸太はSANADAを本隊へ勧誘していましたが、先に飯伏幸太がBULLET CLUB入りなんてこともあり得るのかもしれません。
オカダに飯伏幸太が敗れた場合、現在のCHAOSと本隊の合併状態が今後も続くことを想定すれば本隊の外にいたほうがIWGPが近くなることを考えても飯伏幸太のBULLET CLUB入りという流れは不自然ではありませんからね。
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