Monday Free Matchに思い出深い試合がアップされていました。
神と究極龍、獣神サンダーライガーとウルティモドラゴンの東京ドーム決戦ですね・・・

当時まだ中1で新日本プロレスっ子バリバリの私は当然ライガーを応援していましたが、ウルティモ・ドラゴンの凄さにも心奪われた記憶があります。

今見ると、足を滑らせてダイビングヘッドバットを失敗したウルティモ・ドラゴンですがそれでも体勢を立て直して当てているのも凄いですし、1つ1つの技の早さや勢いなどを見るとやはり90年代ジュニアの戦いが今のプロレスのスタンダードになっているなぁということが伝わってきます。

この時代の新日本プロレスジュニアに影響を受けた人がどれほど多いことか・・・
その礎を築いた獣神サンダーライガーは20日後には「元レスラー」になっていると思うとやはり寂しさを感じてしまいますね。

ところで、昔の試合を見ていてふと思ったことがあります。
この頃のジュニア選手ってツームストンパイルドライバーを使う選手が多かったわけですよ。
ライガー、ワイルドペガサス、ブラックタイガー、グレートサスケ、ウルティモドラゴン、大谷や金本も使っていたはずです。

で、どうみてもツームストンパイルドライバーって凄い技じゃないですか。
だって脳天から突き刺さるんですよ(笑)

でも、どの試合を見てもお客さんのリアクションが薄いんですよね。
ボディスラムぐらいのリアクションというか、繋ぎ技の1つというぐらいの感じなんですよ。

今だとオカダカズチカがフィニッシュ近辺で使いますが、大歓声がわくじゃないですか?

この差は何なのでしょうか??

そう考えて記憶を辿って見たのですが、もしかすると90年代ってスープレックスの投げっぱなし系の技をファンは好んでいたのかもしれません。
スタイナーブラザーズからの流れなのかもしれませんが、考えてみるとジュニアの世界でも投げっぱなし技は大盛り上がりしていたはずなんですよ。

逆にドライバー系の技は地味に見られていたのか・・・?

もしかすると受け方の違いも理由になっているのかもしれません。
90年代は投げっぱなしジャーマンを食らった武藤がクの字になるような姿をよく見ましたし、それ1発でフィニッシュホールドぐらいのインパクトがありました。

ただ、この2010年代になると投げっぱなしジャーマンは「食らった相手がスクッと起きて投げっぱなしジャーマンをやり返す技」になっているんですよね。

高低差などを見ても、スタイナーブラザーズを代表とする投げっぱなしジャーマンなどは本当に相手を高い位置からぶん投げていましたが最近の投げっぱなしジャーマンは低いんですよね。

表現方法が変わったことでスープレックス系よりドライバー系の技の方が上と見られるようになったのかもしれませんね。

プロレスって面白いですねぇ(笑)


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