ワールドタッグリーグがついに開幕も、タッグの価値は上がるのか?

ついに開幕したワールドタッグリーグ。
世間の話題は沢尻えりかの逮捕ですが、プロレス界の話題はワールドタッグリーグとなるのか!?
そんな開幕戦でしたが、やっぱりどうしても盛り上がりには欠けるのがこのシリーズです。

新日本プロレスがとてつもない右肩上がりで2012年ぐらいから大爆発してもワールドタッグリーグが弱いのは「東京ドームでカードが決まった人間は出場しない」ことにこだわるからでしょうね。

タッグの優勝チームを決めるはずのリーグ戦なのに【東京ドームへの敗者復活戦】のような位置付けになっていますからねぇ。

ただ当然開幕戦というのはワクワクするもので、ジュースとフィンレーのタッグ復活には胸が熱くなりました。
後藤とカールのタッグは魂的には柴田とのタッグを感じるわけですし、なんだか意味ある1試合目だったように感じます。

矢野・カバナの面白オジサンタッグは相変わらずですし、テンコジと鷹木・テリブレでコジの豪腕一閃での勝利はこのワールドタッグリーグを面白くするような結果だったと思います。

個人的にはKENTAと永田の絡みが楽しみでしたが、KENTAがスカす上に永田も昔ほどの「なにくそこの野郎」という気持ちで掴みかかるようなこともなく・・・スローモーションのような中西から高橋裕二郎が勝利するという結果。

このワールドタッグリーグで数少ない楽しみの1つは何も起こらずに終わってしまいました(苦笑)

試合後のKENTAと裕二郎のやり取りは面白かったですが...

裕二郎「東京ドームの、あのリングに上がるためにはこのリーグ戦、必ず、必ず……KENTAさん、その髪の毛の色、カッコいいっす! 俺も、実は昨日、(※自分の髪の毛を指しながら)色を変えたんですよ。何色か知ってますか、これ?」
KENTA「いや、知らないなぁ。何色?」
裕二郎「シャンパンゴールド。これ、マジ……!」
KENTA「知らんやん!」

優勝候補の一角、鈴木みのるとランスアーチャーは開幕戦勝利。
一昔前ならランスとファレの大巨人ド迫力バトルという構図でしたが、今ではファレのスピードにアーチャーが合わせることでアーチャーまで遅く見えてしまうのが残念というか勿体ないですよね。

鈴木みのる・アーチャー・チェーズ、強い2人と試合巧者1人がいても1人動けないと試合がスローになります。
永田・中西・KENTA・裕二郎と構図が似ていましたが、開幕戦から多くのファンが感じたことは「タッグの価値を上げるためには、ワールドタッグリーグはこれではいけない」だったと思います。

特に僕はIWGPタッグ戦を30年近く前にTVで見てファンになっているので・・・タッグへの思いが強いファンにとってはこの10年のタッグ戦線は本当にもどかしいものであるはずですからね。


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