IWGP&インターコンチネンタル二冠戦については「決まってしまえばワクワク」となりましたが、やはりオカダのIWGPへのプライドと主張・実績と大阪のお客様の声なども含めるとモヤモヤしたままのファンの人も多いようです。
私もワクワクに切り替えましたが当然モヤモヤした部分は残っています。
ファンの人の声を見ると肯定的意見も沢山ありますが、否定的な部分もかなりあるんですよね。
まず内藤に関しては「インターコンチネンタルを蹴っ飛ばして破壊して、IWGPを投げ捨てたのに史上初の二冠なら欲しいってどういうこと?」という声は多いです。
また、飯伏に関しては内藤とのインターコンチネンタルを巡る戦いの時に「内藤さんはインターコンチネンタルだけを見ているんですか?違うんですか?それならやらない」という駆け引きを散々しておいて、あれから半年後に「二冠を目指す」はどうなのという声もありますが・・・そう感じる人が多いということを否定することはできませんね。
ジェイに関してはここで二冠を取ったらこの若さでやることがなくなってWWEへ行きそうという不安の声も多いようです。
また、個人に対する意見ではない部分の声として多いのは投票方法がおかしいと。
これは僕も何度も書きましたが・・・『二冠戦が見たいか見たくないか』という問いかけは少々ズレていると思います。
IWGP選手権試合にIC王者が挑戦する試合が見たいのか、それとも二冠戦としてIWGP王者とIC王者の戦いが見たいのか?と問いかけてほしかった。
恐らく熱心な新日本プロレスファンならオカダカズチカのIWGPへの強い思いや誇りはインタビューなどで伝わっていたでしょうし、大阪大会のメイン後のオカダのマイクで多くの人が感動したと思うのです。
ファンの声も圧倒的に二冠よりIWGPでしたし、あの時のオカダの貫禄は二冠を主張する3人よりかなり大きな存在に見えました。
あの瞬間、IWGP王者は二冠に夢を描く人間より大きな力を1本のベルトで見せつけたと思います。
そして、あのリアクションはさすが新日本プロレスのファンだと思いました。
新日本プロレスのファンである以上、IWGPを頂点と考えて尊敬し信頼するはずですからね。
歴史の重みが他のベルトとは一線を画するわけですから。
ただ・・・LINEのアンケートを見て僕は即座に「これは二冠を選ぶでしょ」と書きましたが、あの質問は本当にズレを感じます。
『二冠戦が見たいか?見たくないか?』
この問い方なら当然「見たい」と回答するでしょう。
特にオカダのインタビューや大阪大会をチェックする前だったファンの人たちは「見たくない」イコール「オカダの主張に賛同する」なんてことがわからなかった可能性があるわけですから。
オカダファンの人でも「見たい」と投票してしまった可能性もかなり高いです。
全員が全員リアルタイムで大会を見れるわけではないのですからね。
本当の問いかけ、正しい問いかけがあるとするならばこうでしょう。
1:1月5日にIWGP王者がIWGP選手権試合としてインターコンチネンタル王者を挑戦者として迎える
2:1月5日にIWGP王者とインターコンチネンタル王者が両ベルトを懸けたタブル選手権試合を行う
また、もっと厳密にするのであればどちらにも「オカダカズチカがIWGP王座を1月4日に防衛している場合」と「飯伏幸太がIWGP新王者になっている場合」という分岐がないとダメだったと思うのです。
あのオカダの魂のこもった主張は全く考慮されていないアンケートになっていましたし、あのマイクとお客様の声を聞いた時に内藤と飯伏の顔が引きつったあの時点で二冠戦を行うにはもっとステップが必要になったのだと思います。
もしかするとオカダも新日本プロレスも想定外のお客様のリアクションに驚いたのかもしれませんし、だからこそ二冠戦に投票が集まるようなアンケートを意図的に行ったのかもしれませんが、新日本プロレス史上初の二冠王にケチがついてしまうなんてことは絶対に避けないといけないわけです。
全員が伝説を目の当たりにして震える、人生の記憶に残るような光景をただ純粋に見つめる。
そんな二冠王の姿をどうせなら見たいじゃないですか。
まだ2ヶ月ありますから、この中で二冠というものに対してファン全員を納得させるような動きやコメントを内藤・飯伏・ジェイにはドンドン出してほしいですし、それこそオカダの主張をねじ伏せるぐらいの説得力を見せてほしいです。
ファンにとってもIWGPとインターコンチネンタルの統一王者が誕生することは本当に重要な事件なのですから。
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