いつからどこからこうなったのか。
いつもヘラヘラしている内藤とタイチが、こんなにも厳しい顔で向かい合うことになるとは。
先にリングインし、厳しい表情で内藤を待つタイチ。
そしていつもとは違いリング下でスーツを手早く脱いで・・・
ゴングを待たずしてリングに飛び込んで殴りかかる内藤。
試合は序盤から大荒れとなりお客様を巻き込みそうになるほどの場外での戦いが繰り広げられましたが、ほぼタイチのペースで試合が進みました。
そして何度も内藤に対して「お前の執念はそんなものか!!」と何か内藤に檄を飛ばすというか、内藤の尻を叩いてやるかのようなタイチ。
それからもタイチの蹴り・デンジャラスバックドロップと畳み掛け、圧倒的な強さを見せつけるタイチに対して、反撃しても単発で終わりほぼ何もできない内藤哲也の姿がそこにはありました。
しかし天翔十字鳳をキャッチしてドラゴンスープレックス
コリエンド式デスティーノと繋げて、掟破りのブラックメフィストからデスティーノと畳み掛けて内藤哲也の勝利。
タイチはなぜ内藤に檄を飛ばしていたのか?
考えてみるとこのシリーズは全てを失った内藤哲也に対して、タイチから絡んでいって厳しい表情の内藤を引き出しました。
トランキーロではなくギラギラした内藤を戻した上で勝ちたかった・・・というには特に理由もありません。
今回の試合もタイチの強さばかりが目立つ中で「お前の執念はそんなものか!?」と何度も叫びながら檄を飛ばし、鼓舞するかのように戦っていたことは不思議です。
自分をヘビー級へと一歩踏み出させたことへのお返しなのか?
それとも別の意図があるのか?
どういうコメントが出るか楽しみですが、確実に言えることは試合後の内藤哲也は試合前より更に厳しい目で引き上げていったということです。
ここからインターコンチネンタル、IWGPの二冠へと逆転の内藤哲也を見ることが本当にできるのか?
次のアクションが楽しみですね。
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