試合前から乱闘で始まった内藤とタイチの前哨戦。
11月3日の試合はまだ「次期挑戦者決定戦」とはなっていませんが、そんなことはお構いなしの状況になっています。
内藤が試合後にレフェリーを暴行するなど完全に制御不能に戻りつつありますが・・・今回に関して言えば「タイチが内藤の制御不能を引き出した」わけですから『制御不能に制御されている』という見方もできますね。
試合後の内藤はノーコメントでしたがタイチは「殺し合い」という言葉まで飛び出し殺伐としてきており、一体どんな試合になってしまうのか?と妄想してしまいますよね。
ロスインゴ内藤が誕生してからは誰と戦おうと内藤哲也の手のひらの上での戦いになっていた中で、今回は完全にタイチの手のひらの上に乗っている内藤哲也。もしかするとそれすら内藤哲也の作戦なのかもしれませんが・・・
タイチがここまでの感情になっているのはなぜなのか
ところで、なぜタイチはここまで感情をむき出しにしているのでしょうか。
内藤哲也への特別な感情があることはもちろんだと思いますし、自分を一歩踏み出させたのが内藤だからこそということもあるとは思うのですが「殺し合い」なんて言葉が出てくるまでになったのは少し不思議にも感じます。
ただ、思い返せばほんの1ヶ月前に自身が所属する鈴木軍のボスである鈴木みのるがライガーに対して「殺し合い」という言葉を使った上で比較的正統派な試合をお互いが繰り広げて最後は座礼で終わったということに対して「はぁ?」という感情もあるのかな?とも思いました。
考えてみるとライガーとタイチがやり合っていた中で横取り的に鈴木みのるがライガーと抗争をはじめて半年引っ張って美しい終わり方をしたというのは、タイチ的にはモヤッとする部分があったかもしれません。
鈴木みのるというボスの存在も今のタイチなら邪魔に見えていてもおかしくないですし、怖さで鈴木みのるを越えることができた時には内藤哲也の言うようにタイチがもっと前に出るタイミングになるかもしれませんからね。
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