【読む・聞く】

【読む・聞く】
個人的な希望で言うのであれば
「100年後に自分たちの時代は笑われているのが理想」
それぐらいに今のネット社会では『読む』と『聞く』をせずに
『誰も気が付かずに話が進んでいく』ことが多い。
その最たる例が2ちゃんねるなどの掲示板。
スレッドタイトルだけ見て脊髄反射的に書き込む人が
あまりにも多すぎるのです。
例えばタイトルが『アニメオタクが犯した犯罪の数々』だとしよう。
すると書き込まれる内容はこんな感じになる。
 
 
「アニメと犯罪を結びつけるな!」
「大人の教育が悪いのにアニメやゲームを悪者にしてるだけ!」
「マスゴミの方が悪影響」
「ドラマの方が悪影響だろ」
 
 
しかし、スレッドタイトルの次の「本文(内容)」は
【アニメオタクが犯した犯罪は数多く報道されているが
 筆者はアニメが悪影響を起こしているとは考えていない。】
というような内容だったりする。
 
それに気が付かずに(というか読まずに)
1人2人が書き込むならまだ一部の人間がバカだということで
話は済むが、大量の人間がそれに該当をしてしまい
「おい、1の本文読めよ」という一部の当たり前の人の声を聞かず
そのまま1000まで進んでスレッドが終わることもある。
 
 
これは大変に異常なことであって
笑って済まして良いことではないのです。
 
なにせ、同じ日本という国に生きていて
ネット社会とリアル社会の差などなく、リアル社会の中のネットを
利用している人の多くがそんな状態であるのですから
それはもう社会問題でしかありません。
 
 
自分自身でもそういう経験はあります。
【動画をアップする⇒タイトルを見る⇒内容を見ずに全く存在していない事柄で批判をされる】
 
 
読んでも理解できない、見ても理解できないという人も
増えてはいるのですが、そういう人というのは
ただ「その人にとって苦手」であるだけの話であって
それは解決することは必ずできるから問題ないのです。
 
 
問題なのは、全く見当違いなことを言っていても
それが少数派ではなく多数派になるようなことがあるのが
当たり前になっているのが怖いわけです。
 
 
例えばですよ、東スポの見出しに「大仁田爆死」と書いてあるとして
それがある会社の中で9割の人が「大仁田が電流爆破デスマッチで
死んだんだって!!」と信じているようなことが普通になっていたら
【日本社会の爆死】です(苦笑)
 
 
もちろん現在のリアル社会でそんなことはないはずですが
それが徐々に侵食してきたらと思うと・・・
 
そもそもが、2ちゃんねるの初期からネオ麦茶事件辺りまでは
皆ちゃんと読んで聞いて話がちゃんと進む場でしたから
悪化してきているという見方もできますからね。
バカが進化すると普通になる、なんて大間違いです。
バカが進化すると手がつけられないですし
それが集団化するともうおしまいですね。

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