成田蓮が柴田勝頼に直談判をしてLA道場へ&海野翔太は海外遠征を希望

ヤングライオン杯最終戦となった神戸大会でコーナズに敗れた成田蓮。
試合後には「決めた、俺は決めた」と発言していたわけですが、一体何を決めたのか・・・が判明するまでに時間はかかりませんでした。

優勝したフレドリックスとバックステージでコメントをしている柴田勝頼の元に登場した成田蓮は、土下座をしてLA道場での修行を直談判したのです。

成田「柴田さん、お願いします。僕をLA DOJOで、LA DOJOに連れて行ってください。このヤングライオン杯、彼らとやって、僕は柴田さんの下で、プロレスを教わりたい。そう思いました。もっと強くなりたいんです。お願いします」
柴田「よし、顔上げろ、顔上げろ。立て」
成田「ハイ!」
柴田「一つ言っておくぞ。俺の練習、メチャクチャ厳しいから」
成田「ハイ」
柴田「よし、ついてこい」
成田「お願いします!」
柴田「よし!みんなでね。こういう化学反応が起きてね、私もうれしいです。成田。」
成田「ハイ」
柴田「1からプロレスを教えてやる!」
成田「お願いします!」

結果的にLA道場のフレドリックスが優勝したこともありますが、勝点を超越した部分で誰がどう見ても新日本プロレス野毛道場のヤングライオンよりもLA道場のヤングライオンの方が凄かったと感じた今回のヤングライオン杯。

野毛道場とLA道場での対抗戦というテーマもあっただけに、ここで成田がLA道場行きを希望するというのはですね・・・恐らく賛否両論がファンから出ると思いますし、出ないと面白くないです。
こういう時に意見が割れずに全員が同じ方向を向く団体は逆に危ういですからね(苦笑)でも絶対に出ると思うので安心です。

「何だ成田、お前野毛道場のプライドはないのか?」と言う人もいるでしょうし、「素晴らしい、LA道場でより強くなって戻ってきてほしい」と言う人もいるでしょう。

そんな状況を作って話題にもなるであろう成田のこの選択肢、僕は面白いと思いましたし今後が楽しみになりました。

海野翔太は海外遠征を希望するも、この選択にはリスクも。

勝てば優勝という場面で負けてしまった海野翔太。
試合後に彼もまた行動を起こしました。

今のままでは絶対あいつから勝てない。お願いします!一から、一から、泥をすすっていつかアイツを必ず倒すから、リベンジするから。オレを、海外遠征につれて行って下さい。」

成田はLA道場・柴田の指導を希望していますが、まぁこれもある意味海外遠征という言葉の範疇に入るでしょう。
ただ海野翔太が言う海外遠征は新日本プロレス伝統の海外遠征であり、ヤングライオン杯で優勝した人間が行くパターンのあの海外遠征を指しているはずです。

ただ、これは以前にも書きましたが今の新日本プロレスほどトップレスラーが揃い世界中からハイレベルな選手が参戦する場所はありません。

更に海野の場合はモクスリーとの師弟関係もあるわけですから、極端な話AEWに参戦するぐらいの海外遠征ではないと意味がない・・・かもしれません。

CMLL向きだとは思えませんし、ROHに参戦して荒々しくなって帰ってくるのもいいかもしれません。
ただ海野の年齢を考えると新日本プロレスでこれから3年間も戦っていたら自然と中堅どころまでは行けそうですし・・・

最悪の場合、海外遠征からイメチェンして帰国した時に新日本プロレスで戦っていた上村や辻の方がレベルが高くなっている可能性もあります。

ただ、海野翔太は海外遠征から帰国して本隊の看板になるべき存在だと思います。
間違ってもまたヒール転向なんて展開をしたら「何人連続で本隊に戻らないんだよ」となりますし(※まだ岡と川人がどうなるかわからないが)未来の新日本プロレスのエースであるべき選手だと思いますからね。

それであれば海外遠征を経てイメチェンもして、できれば本当の実力を身に着けた上で3年後ぐらいに恐らくジェイホワイトが大暴れして我が物顔でリングを占拠している時にでも戻ってきてくれたら・・・なんて思います。

もちろん成田にしても海野にしても希望しているだけで新日本プロレスがそれを認めるかどうかは決まっていませんので、時期がいつになるのか?なんてこともわかりませんが、新日本プロレスの未来そのものである海野翔太と成田蓮のこれからの行動には注目しておきたいですね。

野毛道場のプライドを辻と上村はどのように表現するのか。

さて、海野翔太と成田蓮がこのような行動を取ったことで気になるのは辻と上村です。

これは見方次第なのですが、少し「嫌な感じ」で見ると・・・

海野『くそっ、LA道場の方がレベルが高い。俺はもう海外遠征に行く!』
成田『くそっ、LA道場の方がレベルが高い。俺もLA道場へ行く!』

となるわけですから、野毛道場にまだまだ残って修行をしていくであろう辻と上村はカチンと来るかもしれません。
また、今新日本プロレスの道場で誰が指導役なのか全員は把握できていませんが・・・ちょっとショックかもしれません(苦笑)

まぁショックとか言ってる場合じゃなくて、もっと凄いヤングライオンを育てるという方向にシフトするはずです。
何せ、これは柴田勝頼と今の新日本プロレスに所属する選手との戦いでもあると明確になったわけですからね。

成田に関してはLA道場で修行をしつつ新日本プロレスに参戦するのか?それとも後藤洋央紀のように短期留学なのか?この辺りがわかりませんが、仮に成田と海野の壮行試合をするなら相手は辻と上村がいいですね。

格上の相手と壮行試合をしてボロボロになって海外遠征へ行くのもいいですが、この今回の状況であれば野毛のヤングライオン同士の戦いが最適だと思いますし、、、未来の詰まった試合を見てみたいですよね。


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