ここから勢いに乗り「安定した人気のロスインゴが再び大ブレイクするのか」
内藤哲也はジェイホワイトを相手にインターコンチネンタルの防衛戦がありますが、これに勝利すれば二冠への道は近づくはずです。
また、鷹木信悟は後藤洋央紀とのシングルマッチを控えておりこれに勝利すればシングルのベルトへのチャレンジも見えてきます。

そしてすでに両国国技館大会ではIWGP王者オカダカズチカに再度SANADAが挑戦。
更には飯伏幸太の持つIWGP挑戦権利書にEVILが挑戦することも間違いないでしょう。

高橋ヒロムの復帰はまだ待つ時間が必要かもしれませんし、BUSHIに関しては「新日本プロレスを代表するマスクマン」になるべく、引退を控えているライガーに挑戦を名乗り出てほしいところですが、ロスインゴのヘビー組に関しては全員が大一番を控えています。

そんな中で内藤哲也が描く未来は「ロスインゴでの東京ドームメイン&セミの独占」

「今の状況だとドームのセミ、メインに我々、LIJの4人が全員立つこともあり得るわけで。そうなれば、勝った2人が2日目に戦う。そっちの方が、俺の理想には近いかなって思いますね。同じユニットでもそれぞれが上を目指していいし、同じ方向を向いていたら戦えばいいだけ」

例えばの展開ですが、イッテンヨンで内藤哲也と鷹木信悟がインターコンチネンタル戦を。
そしてメインでSANADAとEVILがIWGP戦を行い、イッテンゴでその勝者同士が戦い勝ったものが二冠となる・・・。

もちろん最悪の場合は全員がノンタイトル戦となりますが、ロスインゴにとって最高の状況となればこのような日が現実になります。

例えば比較され続けた内藤哲也とSANADAが両者王者としてドームのメインで戦うなんてこともあるわけですが、ロスインゴにとってはユニットとしての完全なるピークを迎える最高の舞台が待っているかもしれません。

ただ、そう上手く行くのか?と。
NWOならありえた話ですが、今の新日本プロレスのようにレベルが密集しているとこんなことは簡単ではありません。

内藤哲也は怪物ジェイホワイトに勝てるのか?
鷹木信悟は背水の陣を通り越して悟りすら開いてそうな後藤洋央紀に勝てるのか?
SANADAはオカダカズチカに連勝できるのか?
EVILは完成された飯伏幸太に連勝できるのか?

ただ・・・個人的にはロスインゴの世界が東京ドームで行われるという現実を見てみたいです。

ユニットの寿命というと言葉が間違っているかもしれませんが、ロスインゴはCHAOSのように何となくヒールからベビーに行き、裏本隊となっていくようなユニットではないと思います。

馴れ合いというのも似合いませんし、元々は内藤哲也が蘇るためにメキシコから逆輸入したユニットですからこれが10年続くというのは考えにくいものがあります。

新日本プロレスブームと同時に誕生したことで爆発的な人気があるロスインゴですが、見方によれば「不動の安定」を手に入れたユニットなわけですが、プロレスの世界において「安定」ほど面白くないものはありません。

それであればロスインゴはユニットとしての歴史上類を見ないほどのピークを東京ドームで迎えて、そこから新しいデスティーノをそれぞれが見せてほしいなとも思うのです。

もちろんユニット主体の新日本プロレスではグッズ売上の問題などからもそう簡単にユニット解散などはできないとは思いますが・・・

内藤哲也の宿敵はオカダカズチカであってほしい

ところで、内藤哲也も37歳になりました。
年齢的にはここから3年ぐらいがトップ戦線の限界かと思います。
この過酷なスケジュールと激しい戦いは必ず影響してくるはずですから。

そう考えると、ここから先の内藤哲也のライバルは誰が適しているのか?

同世代の飯伏幸太なのか、年の離れたジェイホワイトなのか。
それともSANADAやEVILなのか・・・と考えても、やはり出てくるのはオカダカズチカ。

20代でのIWGPという夢をオカダカズチカに馬鹿にされ、そして砕かれた雪辱はできていません。

両国国技館でSANADAの介入で手にした勝利ではなく、やはり完全勝利が必要になるはずです。

もっと言えば内藤哲也が次にIWGPを手にして、腰にしっかり巻く時というのはオカダカズチカからIWGPを奪ってほしいと思うのがずっと内藤哲也を見ていたファンの思いなのではないでしょうか。

そう考えると、イッテンゴでオカダカズチカと内藤哲也が金と白のベルトを懸けて戦っている姿も見てみたいものですね・・・


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