飯伏幸太選手の地元凱旋密着ドキュメンタリーのPart1が公開されました。
G1を優勝してIWGP権利書を手に、残すはEVILの挑戦を退けてイッテンヨンのメインに立ち、イッテンゴでインターコンチネンタルも手にして伝説を作る・・・そんな輝かしい未来であり前代未聞の結果を残し伝説を残す可能性が50%ぐらいはある状態で今を生きている飯伏幸太。

結果的にそれが叶わなかったとしてもですよ、それでもこの状況が凄いわけです。

インディーで活躍してから新日本プロレスに一度入団するもののプレッシャーなどもあり離脱。
そこからの出戻りでトップに立てるなんて組織としてはどんな世界でも相当の実力がなければ許されないことですからね。

また、本来のプロレスファンというのはある程度の閉鎖的気質を持っている人が多い(なので団体対抗戦が盛り上がっていた)中で、今は新規ファンが多いからという状況ではありますが『出たり入ったりしている飯伏を新日本プロレスのトップとして受け入れ応援する人がめちゃくちゃ多い』ことがすでに凄いことなのです。

DDT時代から見ていた選手ですし「こんなプロレスラーがいるの?メジャーじゃないところに?」と僕の固定概念を壊してくれた選手が飯伏幸太なので、心底応援している・・・のですが。

1つだけあまり刺さらないのが「プロレスの可能性」というワードだったりします。

というのも、プロレスの可能性が無限大であることを飯伏幸太は10年前から感じさせてくれているわけです。
そこからの10年でそれを証明してきて、ここからの飯伏というレスラーは年齢的にも徐々に戦い方も変わってくるはずです。

誰が見てもわかる凄さから『飯伏幸太の歴史を見てきたからこそ』が加わった味が出てくるのが40歳へ向けての飯伏だと思うのです。

もう散々プロレスの可能性は飯伏幸太からいただいて来ていますから、逆にこれから見たいのは更なる飯伏幸太の可能性だったりしませんか・・・?

その方が無限を感じませんか。
ゴールデンスターと言われていますが、実はブラックホールのような魅力を。


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