獣神と王の抗争は大分→鹿児島とビッグマッチの中でも続きました。
未だ決戦の日は決まらない中ですが、ついに鈴木みのるがライガーのマスクに手をかけ、剥がし、獣神の首を口に咥えるという最大級の挑発行為を見せつけました。
遡ること24時間前。
ライガーは試合後にこのようなコメントを出しました。
「俺は、鈴木みのるに、謝んなきゃいけない。心から、謝るよ。俺はアイツと前、パンクラスルールでやった時に、『2年待て』と。アイツは、バカ正直に2年待ってくれた。いや、それ以上の年月がたってる。その間に、俺は何にもしなかったと思うのか? アイツを倒すことだけを考えて柔術をやった。いろんなことをやった。練習もいろんな練習をやってきた。有酸素(運動)もそう。ウエートトレーニングもそう。体幹の練習もそう。すべての練習えをやってきた。アイツが想像している以上に、俺は強くなってるはずだ。バカ正直に待ってくれたアイツには悪いけど、もう、アイツは俺の敵じゃねぇ。」
ライガーとしては鈴木みのるは敵じゃないと、それを鈴木みのるも理解しているからビビって逃げたという挑発ですが・・・一方、鈴木みのるはこのようなコメントを出していました。
「オイ、新日本プロレス“鈴木みのる対獣神サンダー・ライガー”場所を用意しろ! オイ、場所を用意しろ。だけどな、これで終わりじゃねぇぞ。今のままじゃ、ただの獣神サンダー・ライガーだ。ただの獣神ライガーだ。ただのお面着けたマスク野郎だ。俺がほんとに欲しいのは、違う。そう、貴様の中身だ」
新日本プロレスに対してライガーとの決着の場を用意するよう要望をしながらも・・・それは姿形の問題なのか真の部分という意味なのか精神論なのかわかりませんが「中身が欲しい」という言葉を使いました。
日本で、いや世界で最も偉大なマスクマンは世界で最も中の人が知られているレスラーです。
獣神サンダーライガーを操作しているという表現にしますが、、、その存在は山田恵一。
鈴木みのるからすればライガーより山田さんの首を取りたいのでしょうし、獣神サンダーライガーの全てを喰らうには中身まで、完璧に喰らい尽くすことが目的なのかもしれません。
そして翌日の鹿児島ではライガーを椅子で滅多打ちにした上にマスクを剥がしました。
「オイ、お前ら、よく聞いとけよ。これ必ず、鈴木のバカに伝えろ。お前は越えてはならない一線を越えたってことよ。そうだろが? あのクソガキは! マスクを取って、なんの意味があるんだ? ライガーを怒らす? アホか! ライガーを本気にさせる? アホか! こういうことしなきゃ、お前は俺を本気にさせられないのか? どんだけ力不足のクソレスラーなんだ、コラ! 俺は今日、鹿児島、これで最後だ。もう、俺は現役で、鹿児島のリングに上がることはないよ。なのにこの醜態だ。マスク取って、何になるんだ? お前は、越えちゃならねぇ一線を越えた。俺もなにするかわかんねぇぞ。あんたらマスコミも知ってんだろ? ライガー怒ったらどうなるか。これは脅しても何でもねぇぞ。本気だぞ。クソが……。まあ、見とけや。神戸(9.22)で(鈴木との)シングル組まねぇのか? 神戸で組まねぇのか? 神戸でシングル組めや。俺のいろんなモン出したるぞ。こうなりゃケンカだ。お前らホント、伝えとけ。鈴木のバカに……伝えとけ」
ライガーとしてもさっさと試合を組めと主張していますし、流石にここまで来たら「鉄は熱いうちに打て」じゃないですけどやるべきですよね。ただでさえ一度は春にタイミングを逃してグダグダになったわけですから、これ以上の引き伸ばしは無理かと思います(笑)
いつまでこんなモンかぶってんだよ、オイ? ライガーよ、オイ、お前は、お前の魂は、こんなモンで覆いかぶさって、表に出てくるのか? いやいや、違う。そんなモン自体が元々ないから、これでごまかすんだろ? そう、表向きで。テイのいいブランド品の、包装紙でくるまれた、ちっちゃいちっちゃい男よ。だからよ、そのよ、インチキな、30年着けてきた、このインチキの包装紙、(※マスクを地面に叩きつけて、右足で踏みつける)俺がいま、はずしてやったんだ。オイ、ライガーよ、ハハハハ……どうする、ライガーよ? 命懸けて来い。ああ? こっちはハナから腹くくってんだよ。
一方の鈴木みのるは世界中から尊敬されているライガーのマスクを剥ぎ取って「インチキの包装紙」呼ばわりする暴挙に出ました。
が・・・鈴木みのるから感じるのは悪意ではないですよねぇ。
獣神サンダーライガーという形に包まれている状態ではなく、全てを開放して共に生きた時代から続く決着をつけたいという意思表現なのではないかと勝手に僕は妄想しています。
ルールは想像できないですし、試合前も試合中もですが試合後にどうなっているのか?
いがみ合って終わるのか?抱き合ってしまうのか?(これは見たくねぇな、見たら泣くけど見たくねぇな)
どうなるか想像がつかない恐怖への興味は日々膨らんでいきます・・・
それにしても...鈴木みのる選手の本音も引退後でいいので10年20年先に聞いてみたいですよね~。
飯塚高史が引退、そしてすぐにライガーも引退宣言から引退ロードへと行く中でどういうことを考えていたのか。
今は聞きたくないですけどね、ずっとずっと先に聞けるチャンスがあれば嬉しいなぁと思います。
何にしても、昭和の血生臭さや緊張感を感じることができる残り少ないチャンスが迫ってきています。
近年ファンになった人もぜひこの二人の戦いを見届けて何かを感じてほしいですね・・・
プロレスランキング