王道トーナメントは1回戦から名勝負!ジェイク・リーの心は諏訪魔に折られなかった!

全日本プロレスの王道トーナメントの公式戦が開幕。
やはりいきなりの大注目はジェイク・リーと諏訪魔の試合でした。

個人的には今回の王道トーナメントの優勝候補・優勝してほしい選手はジェイク・リーなので、何とか怪物的な強さの諏訪魔に勝ってほしかったのですが・・・試合の途中はかなり絶望的な印象を受けました。

諏訪魔の持つ人間の最上級的な怖さ、ジャイアンの完成形のようなパワーの前にジェイク・リーは厳しい時間が続きました。

追い込まれて1発膝で返してもすぐに試合の流れは諏訪魔に戻っていきますし、打つ手なしのような状況にすら見えました。

ただ・・・試合の終盤、強烈なキャプチュード・ジャーマン・ラリアット・ダブルチョップを叩き込こまれてもフラフラになりながら気力を振り絞って立ち上がってくるジェイク・リー。

この辺りから「怪物・諏訪魔に追い込まれるジェイク・リー」ではなく『気がつけば諏訪魔から決め手を奪ったジェイク・リー」となっていたのかもしれません。

通常、人間が怪物に攻撃をする時は恐怖のあまり一心不乱に叫びながら立ち向かいますが・・・気がつけば諏訪魔がジェイク・リーに対して一心不乱にラリアットを打ち込む姿がそこにありました。


何度致命傷を与えても立ち上がってくるジェイク・リーを前に、気がつけば怪物の役は逆転していたのかもしれません。

さすがの諏訪魔も動揺したのか、甘めのタックルに入ったところを強烈な膝がカウンターを食らい悶絶。

そこからは徐々にジェイク・リーが打撃を中心に巻き返し、強烈な顔面への蹴り・ジャーマン・ミドルキックを駆使して徐々に諏訪魔に対して攻勢に出ていきました。

ただ、それでも諏訪魔も簡単に引く男ではありません。
ジェイク・リーの胸が取れるのではないかというレベルのラリアットなどで反撃を続けました。

しかし、幾度となく諏訪魔のボディをエグル膝蹴りに限界が来たところで、高角度のバックドロップを食らうとついに諏訪魔の肩はカウント3を聴くこととなりました。


この1回戦が一番の難関だと思いますので・・・これでジェイク・リーは突き進む!と思います。
決勝戦となる名古屋大会、大舞台に立っていること期待できるのではないでしょうか。

野村直矢も1回戦突破!しかし宮原戦で燃え尽きているのか・・・?

先日宮原健斗の三冠に挑戦して名勝負の末に惜しくも破れてしまった野村直矢。
それでもこの王道トーナメントを制覇してもう1度宮原健斗を狙うという発言もあったように、ここへ懸ける意気込みは強いと思っていました。

しかし・・・

試合には勝利したものの、野村直矢とサムアドニスの試合はかなりの凡戦でした。
期待していたからこそ、応援しているからこそハッキリ書きますが久々に見るレベルの凡戦でした。


先月末の新日本プロレス、石井とKENTA戦とはベクトルは違いますが凡戦度合いでは互角(苦笑)

この野村直矢とサム・アドニスに関しては「映像トラブルでスピードが半分ぐらいで放送されているのか?」と本気で思うぐらいに、スローモーションのような動きをズッとしているという謎試合でした。

寝起きのご老人ぐらいの速度でのスピアーや校長先生の話が長くて倒れた小学生よりも遅いスピードで倒れる大外刈りなど、何度も書きますが本気で「映像がおかしいよな??」と途中まで思っていました。

逆にそんな速度って難しくないですか?と思うぐらいでしたが、これは試合を見ていた人は皆さん同じ感想なのではないでしょうか。

馬場さんぐらいの速度でゆっくり戦う→トップロープに上がる→飛ぶ→ゆっくり戦う→トップロープに上がる→飛ぶを何度行ったのか?
昔のプロレスゲームが処理落ちしてカクついた中でハメプレーをしているかのような試合でしたが、期待していたファンとしてショックというよりも・・・驚きのほうが強かったです。

先日の三冠戦で野村直矢は確実に「全日本プロレスの未来」と「近い将来にある野村時代」をファンに見せてくれました。
それから1週間でこんな試合をするというのは想像できなかったです・・・。

単純に両者ともに熱射病になったとか負傷していたのではないかという心配をしていますが・・・どうなのでしょうか。


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