決戦へ向けて、三冠ヘビー級&世界タッグの前哨戦は激闘。

全日本プロレスの2019 SUMMER EXPLOSIONは怒涛の6連戦をあと1大会というところまでになりました。
28日のメインは三冠ヘビー級王座の前哨戦となる野村直矢・岩本煌史・ジェイクリーと宮原健斗・青柳優馬・フランシスコアキラの6人タッグでしたが、宮原しか見えてない野村と、まだどこか余裕のある宮原という構図の試合になりました。

試合開始してすぐにロープブレイクをアピールする宮原に強烈なエルボーを入れた野村でしたが、それでも宮原からは余裕を感じました。

ただ、やはり勢いでは野村が勝っているように見えますし『気持ち』の強さが全ての技をワンランクアップさせているかのような逞しさを感じますから、三冠ヘビー級タイトルマッチの時に全てをピークに持っていけば最年少王者になる可能性も十分にありそうですね。

試合は終盤にあと一歩というところまでアキラが岩本を追い込みましたが、最後は岩本がアジア王者の貫禄たっぷりといえるような孤高の芸術でアキラを沈めて勝利。

試合後には岩本が野村へ「三冠ヘビー級挑戦の決意表明を」とマイクを渡し、その後はジェイクリーにもマイクを渡すMC役となっていましたが、この3人のタッグは個人的にとても好きなんです。


色のバランスもいいですし、それぞれに違う形の華がありますからね。
一度岩本&ジェイクリーは新日本プロレスのBUSHI・SANADAと戦いましたが、1つの夢カードとして岩本・ジェイクリー・野村とEVIL・SANADA・鷹木なんてカードのNEVER6人を見てみたいなぁと。

またこの日のマイクではジェイクリーも「俺も三冠を狙ってる」とコメントしましたが、王道トーナメントを見据えて考えればこの試合は三冠ヘビー級王座だけの前哨戦ではありませんでした。

誰が9月3日に三冠ヘビー級王者になっているのか、そして王道トーナメントを制するのは誰なのか。

夏の終りはまだまだ先ですね。

世界タッグ選手権試合は弱肉強食の世界

9月3日には世界タッグ王座戦として諏訪魔・石川修司とゼウス・崔領二の試合も行われます。
28日の前哨戦もド迫力で...The全日本というスケールの大きな試合はタイトルマッチへの期待を更に強くしてくれました。


力と力がぶつかり合い、ベルトを奪い合うというまさに弱肉強食の世界というような両チーム。

ただ王者組はパワーを怖さや迫力で倍増させるチーム。
一方の挑戦者組はスピードやキレでバワーを倍増させるチーム。

どちらの「力の在り方が勝るのか」という点でも楽しみな試合が近づいてきています。


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