G1クライマックス29を制覇し、令和初の夏男となった飯伏幸太が一夜明け記者会見で衝撃のプランを提案しました。
前提条件として「公式戦で負けたEVIL、そしてKENTAと権利証の防衛戦を行い防衛する」。
そして、イッテンヨンでIWGPに挑戦をして奪取する。
これを実現したら『翌日のイッテンゴでインターコンチネンタルに挑戦する』。
内藤哲也も目指している二冠を飯伏幸太も目指すというプランが飛び出したわけです。
東京ドーム2連戦のメインイベントがどちらも飯伏幸太なんてことがあれば、完全なる飯伏時代が誕生することになります。
そして二冠というより・・・G1を含めた三冠王とも言える存在になれば新日本プロレスの歴史上、いやプロレスの歴史上最大のチャンピオンとして伝説に残ることでしょう。
もちろんプロレスの歴史を振り返ると、この手の大きなプランをぶち上げると失速するという法則があるのですが(苦笑)
それでも飯伏幸太なら実現してしまいそうな予感がしますし、どんな夢でも叶うと思わせてくれる存在なんですよね。
内藤哲也にとっても逆転の大チャンス?二冠が近寄って来る可能性。
インターコンチネンタルをめぐる内藤哲也と飯伏幸太の戦いは壮絶なものがありました。
この戦いの中で内藤は「インターコンチネンタルは二冠になるための道具」と考えており、飯伏は「それなら挑戦させない、俺はインターコンチネンタルしか見ていない」という価値観の戦いは記憶に新しいです。
しかし、それからたった数ヶ月後に飯伏幸太がG1を制覇しIWGPに大きく近づいた上で「IWGPを取った翌日にインターコンチネンタルに挑戦する」と二冠宣言をしたのですから・・・内藤哲也は屈辱でしょう。
屈辱というより立ち場が無いですし「俺のパクリですか?」なんて言っても負け惜しみのようになってしまいます。
ただ・・・考え方によっては二冠から遠ざかってしまった内藤哲也にとっては大チャンスとも言えます。
飯伏幸太がイッテンヨンでIWGP王者になって、翌日にインターコンチネンタルに挑戦するという場合に「IWGP王者がIWGPを懸けずにインターコンチネンタルに一方通行で挑戦する」なんてバカなことはないでしょう。
それであればダブルタイトル戦になるわけですから、内藤哲也としてはインターコンチネンタルを保持した状態で2020年1月5日を迎えることで二冠を手に入れることができる可能性があります。
この場合は内藤哲也もイッテンヨンでインターコンチネンタルの防衛戦を行った上でとなるでしょうから、実現した場合は東京ドーム2日間連続でタイトル戦という想像を絶することになりますが、それこそ「全てはデスティーノ」が導くのかもしれません。
夢が夢のままで終わることが多いプロレス界。
これまでにファンの妄想の中だけの存在となった対戦カードやシチュエーションは数多くあります。
ただ、来年の東京ドーム2連戦のキャッチコピーは「人生変えるイッテンヨン、伝説創るイッテンゴ。」
人生変えるイッテンヨンと伝説創るイッテンゴは別々ではなく「、」によって繋がっています。
飯伏幸太のぶち上げた仰天プランこそまさにこの「、」なのではないでしょうか。
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