この夏のG1でファンの話題になったことは数多くありますが、その中でも「大絶賛」と「何でやねん！」が入り混じっている話題が後藤洋央紀選手の牛殺し式GTR。
個人的にはウシゴロGTRと呼んでいますが（語呂が良すぎるので言ってて気持ち良いっす）後藤選手としては昇天改というプロレス界全体の今も過去も含めても上位に入るのではないかというぐらいのカッコイイ必殺技を封印（裏技的にしたが解禁しても必殺技とはなっていない）。
そして次の必殺技がGTRという「似合うけど地味！！」という技になりましたが、この時からファンはザワザワしモヤモヤしていたわけです。
しかしこの夏、ジェイを倒すために修行に出て戻ってき後藤洋央紀は得意技である牛殺しとGTRを合体させた超カッコイイ技を引っさげて帰ってきました。
この技の解禁はジェイを相手に見せましたが会場も新日本プロレスワールドで観戦している人も立ち上がるほどに興奮したはずです。
「昇天に並ぶような必殺技だ！！」
「牛殺しとGTRの合体！これは最強だ！」
しかし、なぜかその後に正調式のGTRでジェイを倒したことで『ファンが大絶賛した必殺技が１０秒後に繋ぎ技となる』という古畑任三郎でも解けないような謎を残しました。
昨日は石井にもこの技を発動しましたが、やはりGTRへの布石ということになってしまいましたので「新必殺技を引っさげてG1獲りへ」ということではないことを確信することになってしまいました。
しかし、盟友柴田選手は東スポにてこのように発言をしています。
「あとは集中力と、新技（牛殺し式ＧＴＲ）の精度を高めること。あの技は新しいフィニッシュになる可能性も秘めてるし、もっとギアチェンジできるはず」
なるほど・・・今後フィニッシュになっていく可能性がある、まだまだ伸びしろがある技ということなんですね。
でも、プロレス界において「新技をしばらく繋ぎ技にしていて気がついたら必殺技になっていた」ってあまり多いことではありませんからね。
面白いもので、棚橋選手は「新必殺技初披露」で大失敗して話題となりその技を封印。
翌月には後藤選手が「新技初披露」で大成功して話題となったのにその技を必殺技とせず。
しかも相当共に形としてはファイナルカット風味であるということも含めると何か運命めいたものを感じます。
ところで、これを誰もが満足する形にするなら牛殺し式GTRを棚橋選手が必殺技として使うってことなんですよね（笑）
そして後藤選手が昇天改を復活させると・・・超丸く収まるという。
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