タイチが鷹木に叫んだ「お前の意気込みはそんなもんか?」

G1という個人闘争のリーグ戦では物語のない試合も生まれがちですが、タイチに関してはモクスリー・内藤・鷹木とファンに分かりやすいテーマをしっかりと提示してくれています。
試合内容も含めて様々な部分ですでにトップ選手の1人と言える存在になりましたが・・・ここで鷹木に負けてしまっては少々カッコ悪いところ。

一方の鷹木にしても「鷹木ブー」と10回以上も連呼されてしまっている怒りがあるでしょうし、またG1出場の資格がないと言われていることに対してタイチを倒すことで資格の証明を叩きつける必要がありました。

そんなこともあって、必然的に試合は意地の張り合いのような試合となりました。

序盤は鷹木を挑発するかのような蹴りを入れていくタイチでしたが・・・突然、想像していなかった言葉を大声で叫びました。

「お前の意気込みはそんなもんか?あ!?」

挑発というよりは檄を飛ばしているような言葉だと思いますが、タイチからすれば「他団体から来たジュニアの選手がヘビーに挑戦する」というところで自分を少し重ねていたのかもしれません。

その思いが火をつけたのか、鷹木は目の色を変えて真っ向からタイチに向かっていきました。
それでもヘビー級としてすでに実績もあるタイチの攻撃は厳しく、ほんっっっとうに川田そっくりになって来た顔面蹴りをクリーンヒットさせるなど怖いタイチが鷹木の体力を徐々に奪いました。


しかし終盤、レフェリーを使い金的を狙うタイチに逆に油断が出てしまったのかグーパンチ・ヘッドバッド・ラリアットと打撃のコンボを食らうと、最後はラストオブザドラゴンを発動した鷹木が勝利。

G1初出場者同士の試合はベスト・オブ・ザ・スーパージュニア準優勝者の鷹木が手にしましたが、試合後のタイチは「やるじゃねぇか」と評価しつつも「お前に勝っている俺はジュニアで優勝も準優勝もしてない、これがG1クライマックスだ」と『初出場なのにG1を語る』というこのシリーズのお決まりのコメントを出しています。

この『これがG1クライマックスだ』の真意はわからないのですが、もしかするとG1クライマックスを楽しんでいるから出てくる言葉なのかもしれませんね。

金沢さんも言っていたようにG1に新しい景色を作った鷹木とタイチですが、この二人はこれから戦っても組んでも面白いような気がします。

それこそタイチが内藤のインターコンチネンタルに挑戦して奪うようなことがあれば、鷹木を逆指名するような気がしますから、まだまだこの二人の戦いはこれからが本番でしょうね!


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