EVILとSANADAの拳が触れた。友情の先にはライバルとして戦う姿がきっとある。

SANADAとEVILのロスインゴ対決が実現。

どちらもトランキーロでいられないのか、SANADAが試合開始早々にムーンサルトプレスを狙い、EVILが掟破りの"ダークネス"パラダイスロックを完成させるなどお互い感情が前に出た試合がスタート。

この一戦に懸ける思いはEVILがやや上だったか、レフェリーを使ってのマジックキラーを使うなど「相方相手に」なりふり構わずに結果を求めるEVILはそこから雪崩式のブレーンバスターへと大技を連発して追い込んでいきました。

しかし、スカルエンドを巡る攻防の中でSANADAが掟破りのEVIL!!


パラダイスロックをかけられた恨みは掟破りで返す!というSANADAの意地が見えるシーンでした。

そして打撃の攻防ではEVILより熱さを見せたSANADA。
オカダとの戦いの中でクールな仮面が外れつつありますが、その下にある本当の真田聖也の熱さが徐々に出てきました。

EVILの打撃のラッシュを回避してタイガースープレックスを完璧に極めると、そこからドラゴンスリーパーで体力を奪い、そのままの体勢でスイングしてからスカルエンドを狙う必勝パターンを使うもののEVILは丸め込みで回避。

EVILがラリアットで流れを引き戻すとダークネスフォールズでカウント2。
更に強烈なラリアットからのフォールをカウント1で返し、SANADAが意地を見せたものの3発目のラリアットをまともに食らい、今度こそEVILのEVILが炸裂してついに3カウント勝利。

SANADAに差をつけられていた今年のEVILですが、これにてお互いの戦績は1勝1敗の五分に戻すことができました。
そしてSANADAと飯伏という天才タイプを力でねじ伏せたということで、EVILの自信が戻って来るのではないでしょうか?

二人は拳を合わせた、しかしライバルとしての戦う日々は近いのではないか

キズナロードの時点からロスインゴメンバーとのグータッチを拒否してきたEVIL。
気持ちはすでにG1へ・・・という気持ちを見せていたEVILでしたが、この試合後には自らグータッチを求めてSANADAもそれに答えました。

この二人、そしてロスインゴのキズナは強く誰かに壊されるものではないと思いますし、G1後のEVILとSANADAはシングルでもタッグでも活躍すると思います。
ワールドタッグリーグでも優勝候補として出場するであろうと思いますが・・・年齢の近さであったり、向かい合った時に熱くなれるこの二人ですから遠くない未来には対角線上に立つことが増えるのではないでしょうか。

逆にそうならないと「タッグ屋」のイメージが完成されてしまうことでIWGPが遠くなるという可能性が高いですからね。

年1回だけ戦うか戦わないかぐらいの関係性では勿体無い二人ですから。


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