インタビューで「過酷な戦いのG1と言ったけどいきなりそうないのが来た」と言った内藤哲也。
その相手、G1の初戦は矢野通との試合でスタートしました。
「今年の公式戦は8試合のつもり」と言うほど矢野通に負けるわけがないと考えている内藤ですが、何だかんだで毎年サプライズを1発2発はやってのける矢野ですから、内藤ファンとしては飯伏戦などとはまた違ったハラハラをして試合を見ることになります。
いくら内藤哲也とてこのリーグ戦を全勝は難しい。
7勝2敗ぐらいになるのではないかと思うと、いきなりここで負けてしまうと相当不利な展開になることは目に見えています。
一方の矢野通は気楽なものでG1優勝なんで考えてもいないでしょう。
北野エースとのコラボカレーの宣伝ができればいいという思惑かと思いますが、当然内藤に勝利すれば宣伝効果は抜群ですから、宣伝したいというモチベーションが案外好結果を生むのではないかという恐怖は1%ぐらいありましたが・・・
矢野とのプロレスを楽しみすぎたか!?内藤哲也まさかの敗北
試合開始前、いつもより数倍の時間をかけてゆっくりとコスチュームを脱ぐ内藤。
1分2分と時間をかけた末にTシャツは脱がなかった内藤に対して、矢野も張り合ってTシャツを着る。
ゴングがなってからはお互いのムーブを奪い合う大泥棒VS大泥棒のような攻防になり、矢野が丸め込みをするたびに「まさかな・・・」と心臓が高鳴る。
で・・・
矢野が海野レフェリーの視界をTシャツで遮ると、同じように内藤の視界もTシャツで奪う。
そして・・・
矢野勝利!!
何と、2冠王を目指すインターコンチネンタル王者を初戦で撃破してしまいました!!
「見開いた目も視力を奪ってしまえば何も見えない」ということか・・・
いや、それにしても・・・
サッカーアジアカップの松木安太郎さんばりに「なんなんすか、これ。なんなんすか、これ。」と言うような状態です(笑)
勝ち点14は必要になると想定すると、これで内藤はあと1敗ぐらいしかできません。
僕は札幌でタイチ勝利と予想していますが・・・これはトランキーロなんて言ってられないぐらい焦る展開ですね。
矢野戦を公式戦だとも思わず楽しみすぎてしまったか。
いや、ここで負けるのも全ては運命、まさにデスティーノ。
それにしても、ここから石井・タイチ・モクスリー・後藤・ジェイ・鷹木・ジュース・ジェフコブを相手に1敗までのノルマにするのは厳しい気もしますが・・・
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